たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第132沼】ROKINON M.C 28mm F2.8 NFマウント 分解修理

2013-03-18 01:34:19 | その他ブランド

 

ROKINON M.C 28mm F2.8 NF、初めて見るレンズです。なんとフリマでもらいました。確かにカビはないですが、いつも開放で絞りが効きません。つまり絞り機構が壊れてます。連動レバーを触っても絞りリングを回しても解放のままです。でもしつこく絞り連動レバーを動かしている内に、絞り羽が張り付いてるんじゃないかという気がしてきました。minolta AF 50mm f1.4がそうですから・・・

小ネジ4本を緩めてマウントを外します。マウントを外す時絞りリングも一緒に外れないように押さえておきます。クリック感用の小さなばねやボールが落ちてしまうかも知れません。実は、絞りリングの部分を掃除してた時、落としました。

マウントを外したらこんな感じで、後玉群を根っこから外そうとしますが回りません。回り止めが塗られていたのでエタノールで吹いて、周囲のネジの部分にもエタノールをつけて浸透させてから回したりしましたが回せない。

思い切ってドリルで1mm径くらいのカニ目穴を明けました。といっても深さも1mmくらいです。貫通しちゃうとまずそうだったので。カニ目レンチで・・・回りました。

外すと直接羽が見えます。しかも、後玉のフランジで絞り羽を外れないように押さえている感じ。ドリル穴を貫通させなくて良かった。貫通してたら絞り羽をめちゃくちゃにして終わってました。でこの状態で絞り羽にエタノールをつけて見ると、なんと羽が締まります。エタノールをつけて絞りを動かす。またエタノールをつけて絞りを動かすを繰り返して最後に拭き取ります。この作業中に一枚絞り羽が外れちゃいましたけどマイナスドライバーの先でつついて直しました。

これが後玉のフランジ部で絞り羽を押さえているところです。写真はありませんが絞りリングを外して汚れやごみを拭き取ったりもしています。レンズは汚れてませんし、どうやら絞り羽も軽く動きます。マウント側の連動爪と絞り羽を動かす金具の位置に注意しながら組戻して、完成。直りました。

 

ニコン用のマウントです。例の爪もついています。最短撮影距離は0.4m

ふと気づいたらKOREAと書いてあります。どうやら韓国製のレンズらしいです。

明るいし、寄れるしいい感じかもしれないです。前のNIKKOR 28mmと比べてみる意味でもまた撮影してみます。