鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3554回】 オーナーと話す価値

2020年09月22日 | 住宅コンサルタントとして

TOBEオーベルジュさんに連泊しています。

 

どういう距離感で対応すると心地良いのか、

どういう所作に惹かれるのか、

どういうことをされるとまた来たくなるのか、

そんなことを勉強させていただいております。

 

テレビは客室になく、ずっとクラシック音楽を聴いたり、

風で木や葉が揺れる音を聴いたり、

鳥のさえずりを聴いたりしながら、

湖を眺めたり、本を読んだり、

はたまたいろんな構想を練ったりしています。

 

こういう時間が本当に貴重で、

住宅会社の接客やサービスに参考になるヒントを

たくさん得ることができます。

 

さて昨日の夜、食事をしていると、

ある若い男性のスタッフさんが給仕をしてくれました。

 

話をしている中で、明らかに人としてレベル感が異なると気づき、

おそらくオーナーの息子さんだろうと気づきました。

 

そしてその数分後に、スタッフさんの動きが一気に変わり、

その後、これまたお会いしたことのない、

風格のある方が現れました。

 

もう一瞬で分かりましたが、オーナーだったのです。

 

この素晴らしいオーベルジュをつくるまでに、

地権者の方々に対し、粘り強い交渉をしたことや、

ここから車で1時間程度の場所に、

オランダ人作家さんのアトリエを購入し、

1日1組の宿をオープンされることなどは、

前回、来た際にスタッフさんに教えていただいていたのですが、

その話をオーナーの口から直に説明していただき、

またオーナーの美意識やこだわりを教えていただくうちに、

もうこのオーナーのファンになってしまいました。

 

今の時代、物質的なものよりも、

その人の生き方に惹かれるということでしょう。

 

1日1組限定の宿の名前は、

 

「atelier O-HOUSE」。

 

もう予約がかなり先まで埋まっていますが、

来年のゴールデンウィークの予約をさせていただきました。

 

こだわりあるオーナーさんとお会いさせていただき、

お話をさせていただいたり、

息子さんや娘さんをご紹介いただいたりしたことが、

もう本当に嬉しかったです。

 

オーナーと直接、お話をさせていただくことは、

お客様にとって物凄い価値の大きいことなのだと、

今回、感じました。

 

住宅会社も同じで、

おそらく家づくりを当社に託して下さったお客様に

オーナーがお会いしたり、お手紙をお送りすることが、

お客様の満足につながるよな、と勉強させていただきました。


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