鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2842回】 モデルハウスの中で展示しておかなくてはならないこと

2018年10月11日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、長年のお付き合いさせていただいているクライアント様のモデルハウスに、

接客のロープレをするためにお伺いしておりました。

 

若いご夫婦が立ち上げた住宅会社。

センスも抜群ですし、何より圧倒的に量をこなすだけの能力と気力があります。

業績も順調に推移されています。

なので、これまで現場レベルの細かな点をチェックさせていただいておりませんでした。

 

現地について、モデルハウスの中をサラッと見た瞬間、

センスもディスプレイも素晴らしく、良い感じで仕上がっておりました。

 

しかしながら、モデルハウスでのお客様の滞在時間はそれほど長くないとのこと。

 

また、このモデルハウス以外にも、他のモデルハウスが2棟あるのですが、

そちらへの誘導もそれほど多くはできていないとのこと。

 

そのご報告を頂戴し、再度、自分の目でモデルハウス内をチェックすると、

お客様にお伝えすべきことがモデルハウス内に展示されていないことに気づきました。

 

建物としては素晴らしい。

でも、モデルハウスとしては、改善の余地がありましたので、

細かく小姑のようにご提言させていただきました。

 

まず、このモデルハウスにおける接客のゴールはどこか?

 

そこに導くために、どんな情報をモデルハウス内に展示しておかなくてはならないか?

 

そして滞在時間が短いお客様に、どうやってもう少し長くモデルハウスに滞在していただくか?

 

その後、どういうストーリーでアポを取得するのか?

 

それらを1つずつ、具体的に提案をさせていただきました。

 

大半のクライアント様が、10年を超えるお付き合いのため、

いつの間にか現場に行き、いろんな点をチェックさせていただくということをやっていないこと、

大きく反省いたしました。

 

ちょっと、この秋、各クライアント様のモデルハウスを徹底的にチェックさせていただき、

改善点をご提言させていただきます。

 

そして改めてモデルハウスの中でどんな情報を発信しなければならないか、

そのマニュアルを作成し、お渡しさせていただきます。

 

新しいビジネスモデルや営業手法、お客様に刺さる提案などにばかり目が行き、

最も基本となる現場のチェックができていなかったことを大いに反省しました。

 

私もまだまだです。

 

10月、11月はモデルハウスチェック月間です。

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