鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第977回】 これまでの成功体験に酔わない

2013年09月03日 | 住宅コンサルタントとして
私自身、まだ経営者になって2年と8カ月です。

まだまだひよっこですし、まだまだ初心者マークをつけていなくてはなりません。

そんな私でも、商売で長い間、安定成長するために必要なポイントは分かっているつもりです。
(だから、今の仕事をさせていただいているのですが・・・)

商売の成功に必要な部分をどうして学んだかというと、
成功している企業さんの事例をトコトン研究することはもちろんですが、
どちらかというと、以前は業績が良かったり、勢いがあった企業が、
最近業績が下がっているという、いわゆる失敗事例から学ぶことが多いような気がします。

過去の成功企業の業績が落ちた原因を分析することで、それを反面教師とし、
そこから失敗するポイントを抽出する。
そして、ご縁を頂戴しているクライアント様にその轍を踏まないようにしていただく。

ここが大きいような気がします。

長い期間、成功している企業様と、ちょっと前には勢いがあったが最近は右肩下がりの企業を
比較することで、最も大切なポイントが見えてきます。

私が思うに、「過去の成功体験に酔わない」ということが、最も重要だということです。

数年前、住宅業界でブイブイいわしていた企業で、最近パッとしない会社に共通することは、
以前の成功体験を忘れることが出来ていないということです。

だからこそ、経営者は常に自社をつくり変え続けなくてはいけないと思います。

改革心が無くなり、保守的な発想しか出来なくなった時が、
経営者としての引退の時期なのでしょう。

市場のお客様のニーズは常に動いています。
それに合わせて、自社をつくり変え続けること。

そのためにも、過去の成功体験に酔わないよう、心がけたいものですね。
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