かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

失われつつある我が国の伝統文化!

2017-11-24 | 気ままなる日々の記録

 

 ここは6階建ての鉄骨ビルで、設計は東京駅を設計したフランス人の設計士のようです。此処の3階の中央に展望台の様なガラス張りの見晴らしの良い個所があって私は、よく、車椅子を操ってそこへ出かけ、眼下に広がる広大な田圃をみています。

 最近の農作業は機械化が進み、1台600万もするという耕作機械を操って稲刈りから脱穀までをすませ、

昔のようにお百姓さんが腰を折って農作業をされるような姿は見られません。

今のお百姓さんはみな耕運機の運転手さんで、見事なハンドルさばきで、あぜ道に沿ったところも上手に刈り取っていかれます。

ただ残念なところは、耕運機は田圃の中を進みますので、タイヤの堀が深く此処へ沢山の泥を付けて農道へ出てきます。そのどろ

を農道へ落としていきますので、簡易舗装の農道の汚れはひどく、其処を通る軽自動車はガタンゴトンと揺れながらとおります。

 僕が子どもの時のお百姓さんはこんなことは決してしませんでした。

 あのころは「ご近所様に迷惑を掛けない!」というのが、お百姓さんの唯一の行動規範でしたので、

 畦道の草を刈っても夕方まで刈った草を日干しにし、ゆうがた、火を点けて燃やしてしまい、灰は箒で田の中へ掃き落とし次の年の稲作の肥やしにしたものです。

 最近は、耕作機械が田に入り泥を一杯付けたタイヤが農道を通りながら泥を落としますから簡易舗装の農道が泥ばかり、軽トラもガタンゴトンと揺れながら通っています。

 戦前の百姓はこんなことは決してしませんでした。戦争に負けて、農業までもアメリカ方式になって、

 我が国の美的な百姓根性が失われたのが残念でなりません。

  そういえば、テレビに出るタレントと云う人にもアメリカ風の人が増え残念でなりません。

 部屋の中で帽子をかぶっていたり、サングラスを掛けていたりしています。

 本当に目のためにサングラスが必要なら、真ん丸の大きなサングラスを掛けなさい。と云いたい。

  アメリカの真似が流行したこと自体が残念です。

 アメリカはヨーロッパの人たちが「一攫千金」を夢見て、出稼ぎにいった国です。

 そんな国の真似をして何処が嬉しいのか。

 テレビのディレクターと呼ばれる人たちの教養が疑われます。

  僕は下品なコマーシャルをテレビで流す商品は絶対に買わないことにしています。 

 このままほおっておくと伝統文化を誇る我が国もほんの数十年で下品で御粗末な国になってしまいます。(T)

    

                                          珍しい稲刈りあと

 


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