青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

東京、よりみちか

2016年11月04日 22時43分21秒 | 大手私鉄(関東)

(チェックポイント到達@後楽園駅)

東京メトロのスタンプチェックポイントは国会議事堂前駅と後楽園駅の2ヵ所。渋谷から銀座線に乗り、赤坂見附の駅で丸ノ内線へお乗り換え。まずは国会議事堂前駅をササッと済まそうとしたのだが、スタンプ自体は国会議事堂の駅と言うよりもむしろ隣接する溜池山王の駅の改札の至近に置かれていて噴飯モノであった。そんだったら最初っからスタンプ置く駅を溜池山王にしとけや…東京の地下鉄と言うのは路線図上の乗換駅でも全然近くないケースってのはよくある事だが、アップダウン含めて国会議事堂の地下を10分以上歩かされてしまった。こうなると溜池山王から後楽園は南北線一択、さっさと押印してメトロのスタンプを回収。次の路線に向けて転戦するのみである。


最初は北千住へ出ようとしたのだが、気が変わってお茶の水で丸ノ内線を降りる。子供と歩く外堀通り、丸ノ内線の名所(?)である神田川渡渉の明かり区間。近年の大深度地下に掘られた地下鉄ではなく、土被りの浅いところを走っているのが昭和初期に開削された路線らしさと思います。このアングルで、上を中央快速線と総武線が行き交っている挿絵の絵本を幼稚園の頃に見た事を思い出したんだけど、首都の交通を凝縮したような風景としてこの場所が選ばれたのも分からんでもないよなあ。


ポカポカした日差しの中を、昌平橋の交差点まで出て来ました。秋葉原の駅はもう目と鼻の先ですが、交差点の上空を高い位置でオーバークロスするのが総武本線の架道橋。この異様に存在感を放つ架道橋の正式名称は「松住町架道橋」と言いまして、松住町とはこの辺りの旧町名なんだそうである。神社にある太鼓橋のような優美な曲線を描くダブルアーチをトラスで結んだ「タイドアーチ」というスタイルのこの橋の架設は昭和7年。都内だと隅田川にかかる白髭橋とか千住大橋が同じダブルのタイドアーチなんだけど、特に白髭橋は夜が良くって、スカイツリーとの組み合わせの夜景写真とかたいそうキレイでテンション上がるよね。とりあえず「白髭橋 夜景」でググってみてよって感じ…ちなみに白髭橋は昼間に見ると某回転寿司屋の「穴子の一本握り」に見えない事もない(笑)。


あいも変わらず無駄話ばかりをして何かと話が進まないお得意のスタイルになって来た。人ごみをかき分けて辿り着いた秋葉原駅前。ある意味日本文化の新たな中核を担う電脳都市でありますが、いわゆるヲタ的なお店が増えて昔のようないかがわしさが別の方向に化けているような気がしないでもない。この位置に立っていると昔はサトームセンの「素敵なサムシング♪」がエンリピで流れて来て気が狂いそうになったものだ。今やサトームセンもヤマダ電機に吸収されて跡形もないし、電気のナカウラとか覚えてます?チョウチンアンコウのマークがついてたのよ。

あと、この位置に立ってると「DOS-V買うならマハーポーシャ!」とか呼び掛けられませんでしたか?(笑)。
まだ地下鉄サリン事件の起こる前の話だったけどな。

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