青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

本当の雪景色を求めて。

2022年02月24日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(深夜二時・雪の中の湯@国道158号線)

去年富山に行ったのは、確か2月の終わり頃。一通り撮影したんだけど、最近の暖冬傾向もあったんで雪がイマイチ少なかったんですよね。今年はエルニーニョの発生のせいなのか、北日本の日本海側の雪が物凄い。そこで今回は昨年より少し時期を早め、本物の雪国の雪景色を求めてこの冬何度も大雪に見舞われている富山へ行って参りました。ファーストショットは真夜中の中の湯・安房峠道路入口にて。島々から奈川度、沢渡と上がっていくたびにどんだけ積雪残ってるかとヒヤヒヤしましたけど、流石は天下の国道158号。信飛国境を繋ぐ大動脈は、きっちりと除雪も入って走りやすかったですね。

松本ICを日付が変わる頃に抜け、真夜中の安房峠を超えるのはこれで何回目であろうか。平湯から神岡の道の駅まで走って、ここで仮眠するのも恒例行事・・・だったのだけど、流石に氷点下7度でエンジンを消しての仮眠は寒かった。車内でマットレスと毛布にくるまってても寒いもんは寒い。最近宿に泊まらず車中泊で済ませてしまうことが多いのだけど、車中環境の充実も今後の課題かもなあ。仮眠から起きてR471をひたすら北へ。平湯~神岡~猪谷とひたすら暗い山道が続くのだが、この辺りが正直運転していて一番退屈。神岡から30分で通過する富山県境。ここで「富山市」と言われても・・・という山の中なのだが。

時刻はAM5:30、始発電車の前の時間に滑り込んだのは、立山線は横江の駅前。何となく地鉄に来ると、この横江の駅から撮影を始める事が多いような気がするな。これもルーティーンか。昨年の冬も訪れたけど、それより圧倒的に多い雪の山。除雪車に踏み固められ、カチカチに凍て付いた駅前広場。立山颪か、風がビュービューと吹いていて、体感温度が極めて低い中でカメラを出す。そんな富山の一日の始まりです。

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