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青森県東通村原子力発電所

2007-07-28 | 世界地理
青森県東通村に東北・東京電力の2原発、大間町に電源開発の1原発

東北電力東通原子力発電所(発電中)
東北電力東通原子力発電所1号機は2005年12月、商業運転を開始した。日本で54基目、沸騰水型では31番目の原子力発電所である。発電出力110万kwの発電所である。
建設主体の東芝は、12月8日が太平洋戦争開戦の当日であることを知って、この日に営業運転を開始したのか、それとも単純に技術的都合で太平洋戦争開戦当日に営業運転になってしまったのか。
なお、将来建設予定の2号機は日立か三菱重工である。


東京電力東通原子力発電所(工事中)
東京電力の東通原発1号機は2007年1月から本格的工事が始まった。東北電力の1号機建設が終了した時から準備工事を開始した。
東京電力東通原発1号機は出力138万kw、2014年には発電が開始されて、首都圏まで送電される。
東北電力と東京電力は川をはさんで隣接している。核燃料リサイクル基地としての六カ所村は隣村である。安全性が保障されるならば、プルトニウムを原料とする大量発電をめざす。

日本電源開発は大間原子力発電所を建設予定(政府が審査中)
政府特殊法人から民営化された日本電源開発(電発、J-Power)は、政府資金で水力・火力・地熱の発電所を建設をし、電力会社に電力を売ってきた。高コストの発電所ばかりであった。
民営化により、電発念願の原子力発電への参入が許可された。低い発電コストで、高い利潤をあげることが可能になった。青森県大間町に改良型沸騰水型軽水炉を建設、出力138万kwを建設する予定であった。しかし、炉心予定地の土地買収に失敗して、建設計画を大きく変更しなくてはならなかった。政府の再審査が長びき、電発が第1号原発と意気込んだ大間原子力発電所はまだ着工していない。



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