五つの心

日本の社会情勢や体の不調を中心に書いております。

手段が目的に

2008-02-16 01:46:56 | Weblog
最近の民主党さんの言動を見てますと
何かおかしいんじゃないかな?と思うのですよ。
多分、最初の目的は、国民生活をより豊かに、
より住みやすく、より健全な国作りを目指していたのかな?
その手段として、政権をとる!というのがあったのでしょう。

それがいつの間にか「政権をとる」ということが目的となり、
そのための手段として選挙で勝つ、ということになってきた。
ところが、今の国会を見ると「選挙に勝つ」という手段が
目的となってきてしまったような気がする。

かといって、一党支配がこのまま続いていいのか。
とは、思ってません。たいていの企業では、財務に関わる
職務の者は移動があって当たり前でしょう。
それをずっと、しかも権力の座にいたわけですから、
おかしくなるのは当たり前かもしれない。

ではなぜ私たちはそれでも他の政党を選ばなかったのか。
いや、過去に一度選んでいたようだ。消費税の時に。
しかし、結果は散々たるものだった。

我々は、いや私は日本の議会制民主主義は堕落していると思う。
政治家は本来手段であるはずの選挙のことしか考えず、
票に結びつく特定の団体や企業が優先される。
一般市民は政治に絶望しても選挙にその意思を反映できない。
誰が当選しても政治は変わらないとあきらめている。

選べないのだ。彼らは国民の生命と財産の安全を守る義務すら
放棄してるとしか思えない。
警察は体制を守るために尽力し、役人は利権を
守ることに全精力をつぎ込む。
本来、権力を監視するはずのメディアが
ジャーナリズムとセンセーショナルを履き違え、
体制側につき、情報をボトルネックする。

それでもまだ日本はましだと思えるのは
世界がひどすぎるのか、私が年を取ったのか。

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