一時帰国と本帰国

一時帰国と本帰国

この言葉の意味　駐在家族には　大きな話題です。

一時帰国というのは　もちろん　長期の休みなどに　一時的に日本に帰ることをいいます。
本帰国というのは　本当に　日本に帰国してしまう・・・つまり　お引っ越しです。

このほかに　スライド　という言葉もあります。
これは　マレーシアなど海外から　また　他の外国に転勤になることで
海外駐在から　日本に本帰国せず　また　外国に駐在することをいいます。


どちらにしても　「帰国」　という言葉は　駐在妻にとっては　甘い蜜の香のする言葉です




おおおおお　帰国。






一口に　一時帰国といっても　人それぞれ　事情が違います。


日本に　家を残してきている人・・・

日本の家を　人に貸していて　一時帰国する家のない人・・・実家などに帰ることになります

もともと　親と同居していたので　そのまま帰る人

転勤族で社宅住まいなので帰る家がなく　実家もない人


こう考えてみると　海外駐在といっても　それぞれ　人生があるのです



人それぞれ　同じ一時帰国でも　気持ちも条件も　違うわけです

共通するのは　「ああああ　日本　おいしい」という気持ち。





一時帰国　ひとつとっても　千差万別。





私は　今回が　初めての海外駐在
家は　そのまま　日本にあります。
海外に来るとき　荷物は　ほとんど　日本に残してきました。

何が　必要で　何が不要なのか　初体験でわからず　とにかく　引っ越してきた感じ。

それで　マレーシアに来てみると
「実は　マレーシアには　なかったもの」「実は　マレーシアには　あるもの」
が　続々でてきて　生活しにくい状況でした。


日本の家を引き払ってくる人は　家具など大物以外は　持ってきていますから
案外　困らないようです。


そこで　一時帰国にときに　「実は　マレーシアになくて　困ったもの」を
日本から　運ぶことになります。

海外駐在に慣れた人は　こんなことは少ないかもしれません。
それに　暮らし方というのは　ひとそれぞれですから
Aさんにとって　必要でも　Bさんにとっては不要という場合があり
いちがいに　要不要が　言えないと思うのです


主婦ともなれば　毎日のお弁当　家事　いろいろと　「暮らし方」があるものです



では　一時帰国で　日本で仕入れるといいものは　何か？

この話を　駐在妻にもちかけてごらんなさい。
つきることないよもやま話に　花が咲き続けることでしょう。




日本に着いた途端

「買い物お化け」に取りつかれたように　あれも　これも　ああ　あれも
と　欲しくなってまいます。

そりゃ　生まれ育った国ですもの。
なにもかも　望郷のいざないです。


きっと　どの国の人も　外国に住んで　母国に戻ったら　このように想うでしょう。
現に　お向かいのインド人は　本帰国の日
「あああ　インドに帰る日を待っていたの。　うれしいわ～　インドの料理　食べたい」
と言ったのです。
マレーシアには　インド人街があるし　インド系の人がいあるのですが
やはり　母国というのは　違うそうです。



一時帰国で買ってきたいもの


米　めんたいこ　おつけもの　いかなごの釘煮　こんぶ　のり　お寿司　
ウィンナー（イスラムでは希少）　　

注　ここで　米やウィンナーは　持ち込み禁止です！


食べ物への誘惑が　一番　強い。




本　参考書　文具　ノート　はんこ（日本人社会では必要）　


日傘　良質の夏服　上靴　なわとび　ソックス　下着（着の身着のままで帰国し新品を買う）

結局　なにもかも　欲しいのです。


スーパー　デパートの惣菜売り場で　立ち尽くす　放心した主婦を
見かけたら　それは　　駐在妻　
まちがいありません。