「ねえ 〇△ちゃん 明日の弁当さぁ 」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「ねえ 」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「聞こえてるでしょ? 」
「うん」
「なによ? なんで 返事しないの? 」
「〇△でいいから」
「〇△ちゃんって ちゃんつけちゃ だめなの? ちゃん なしで呼べばいいの? 」
「そう」
あらまっ
生まれたときから 〇△ちゃんって 呼んできたんですけど おしまいですか。
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このごろ とみに大きくなり 声も低くなり 毛深くなり 反抗的な大少年。
先日の英語の家庭教師の時間にも
さも ヤル気のない 怠惰な様子
家庭教師のSさん 温和で 諭すように 語りかけるも 大少年 へろりん。
授業が終わって 玄関まで 見送った私
「もう 〇△は 気持ちに波があって 今日は ヤル気がなかったわ
ほんとうに 困った子です 」
というと S先生
「それはね あの年頃の男の子は みんな そうなの。
難しい年頃なのよ。
こういうときは 怒ってはだめ。 怠惰だと言ってはだめよ。
何も言わないで うまく 乗せるのよ。
今日のことも 怒ってはいけません。
あの子は いい生徒ですよ。 あれは そんな年頃なのよ 」
ほんとうに よい人です。
ありがとう 先生。