今回はシェリー樽を育ててくれる、シェリー酒をご紹介。
シェリー酒とは、スペインのヘレス地方で造られる、酒精強化ワインの一種。
白ワインを樽熟成することで、液色は琥珀〜マホガニー色に変化。
特徴的なのがソレラシステムと呼ばれる熟成方法で、
熟成させた一部を出荷しながら、空いた分だけ若い原酒を注ぎ足していくことで
安定した品質のシェリーを出荷し続けることができます。
日本ではあまりメジャーなお酒ではありませんが、
シェリー樽熟成のウイスキーは非常に日本人に好まれるフレーバーです。
使用されるブドウの品種や製法によって分類されます。
ペドロヒメネスとは、糖度の高いペドロヒメネス種を使用した、
極甘口のシェリー酒を指しています。
エルカンダドとは「南京錠」を意味し、キャップ部分に錠前が掛かっています。
鍵を掛けたくなる程美味だから、とのこと。見た目にもたいへん面白いボトル。
伝統的なソレラシステムで12年以上の熟成を経て製品化。
インターナショナルワインチャレンジにて金賞を受賞している実力派です。
価格も2000円そこそこと、ブレンデッド1本程度で手に入ります。
グラスに注ぐと、褐色というより黒に近い、深いマホガニー色。
香りは…甘濃い、シェリー樽のあの香りですね!
思いっきりブドウを煮詰めたような、凝縮された感じがします。
口に含むと…甘っ!!
通常のワインやリキュールよりも強い甘みではないでしょうか。
その奥には樽熟成らしい渋み、苦味が隠れています。
そのままでもデザートワインのようにいただけますし、
果物のジュースで割ってさっぱりさせても美味しいです。
さらにオススメなのが、バニラアイスに少量かけて食べる方法。
シェリーの甘濃い、奥深い風味に、バニラアイスのミルク感が加わり、
安いアイスでも非常に美味しく食べられます。
他にも楽しみ方を考えてたりしますが…そちらは別企画で。笑
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