漱石アンドロイドが朗読 京都・大山崎山荘美術館

2017-04-22 08:53:31 | イベント
 文豪・夏目漱石(1867~1916年)のアンドロイドが14日、京都府大山崎町大山崎のアサヒビール大山崎山荘美術館にお目見えした。自身の作品を朗読し、大山崎山荘を建てた実業家加賀正太郎との親交にも触れた。

 開催中の漱石生誕150年記念の企画展関連イベント。45歳ごろの写真やデスマスクで外見を再現した漱石アンドロイドは実の孫の声を基にした人工音声で「夢十夜」「私の個人主義」を読み上げた。また、加賀との交流について「前回の訪問時(1915年)は建設中だったが、山荘の完成を見ることができて良かった」と話した。

 漱石は生涯に京都を4回訪れている。アンドロイドは二松学舎大(東京都)と大阪大が共同製作し、京都では初めて披露された。

 16日までアンドロイドの朗読がある。午前10時半、11時半、午後1時半、3時半、4時半の5回(約25分)。各回先着60人。入館料900円(高大生500円、中学生以下無料)が必要。同美術館TEL075(957)3123。

【 2017年04月15日 10時10分 】


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