手作り甲冑の児童武者行列「参戦」へ 京都・長岡京ガラシャ祭

2018-07-22 13:58:58 | 祭 carnival

 京都府長岡京市の秋の一大イベント「長岡京ガラシャ祭」に今年から、手作りの甲冑(かっちゅう)を身につけた子どもたちの武者行列が加わる。地元ゆかりの戦国武将・明智光秀が2020年のNHK大河ドラマの主人公に決まり、行列に参加する顔ぶれを広げようと企画が持ち上がった。従来の細川ガラシャを主人公とするお輿(こし)入れ行列の参加者募集も始まり、「大河効果」を見込んで市内外へ広くPRする。

 昨年までの行列は、古代~江戸時代の衣装を着るなどした総勢約千人が約1時間半かけて歩いているが、時代行列へ公募の子どもが参加できる枠は侍童・侍女童役の10人ほどに限られていた。

 主催する長岡京ガラシャ祭実行委員会(事務局・市)は「敷居を下げ、子どもたちの憧れの舞台となれば」と期待。地元・勝龍寺城に輿入れしたお玉(ガラシャ)の父・明智光秀が大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公となることから、「大河との相乗効果で集客につなげたい」とする。

 武者行列は小学生が対象で約60人。8月1、4の両日午前9時半から、バンビオ1番館(同市神足2丁目)で開催する、段ボールキットを使った甲冑づくり教室への参加が条件。千円。定員各日先着30人で残席わずか。

 教室参加者は、11月11日の本番までに、色を塗ったり折り紙で模様を付けたりして甲冑を装飾。「麒麟隊」と銘打った行列をつくり、長岡第六小から勝竜寺城公園までの約2・7キロを勇壮に歩く。

 実行委では、お輿入れ行列の主要キャスト、ガラシャと細川忠興・藤孝、光秀ら計9人に扮(ふん)する参加者も募集中(有料)。8月10日締め切りで9月2日にバンビオ広場公園で公開抽せん会を開く。

 甲冑教室やお輿入れ行列への参加に関する問い合わせ、申し込みは市自治振興室(959)1299。

【 2018年07月17日 06時00分 】

 


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