水泳などで全国入賞 京都・向日が丘支援学校の3人

2015-12-06 11:08:08 | 賞 prize
 向日が丘支援学校(京都府長岡京市井ノ内)の高等部3年の3人が、10月に和歌山県で開かれた第15回全国障害者スポーツ大会の水泳とフライングディスクで上位入賞を果たした。自己ベストを記録して表彰台に上がった3人はこのほど市役所を訪れ、「練習の成果が出せた」とにこやかに報告した。

 水泳の日野航君(18)と、フライングディスクに出場した佐藤美香さん(17)、松本裕里さん(18)。

 日野君は、25メートルで19秒83をたたき出し、優勝を果たした。50メートルでも5位入賞。小学5年生から向日市の水泳教室に通い始め、現在も毎週水曜日に練習している。レース当日は絶好調だったという日野君。「すごい記録。練習を重ねて身に付けた力を出し切れた」と、優勝メダルを手に万感の表情で話した。

 樹脂製の円盤を投げるフライングディスク。佐藤さんは飛距離を競う「ディスタンス」で34メートルを記録し、3位に食い込んだ。練習では30メートルの壁をなかなか超えられなかったが、大一番で会心の一投を見せた。指導する中奥勝美教諭は「体重移動がスムーズになった」と成長に目を細め、佐藤さんは「(3位のメダルを首にかけてもらった時)むちゃくちゃうれしかった」と笑顔を見せた。

 松本さんもスローの正確さを競う「アキュラシー」で7位、ディスタンスは8位と、いずれも入賞という健闘。メダルは逃したものの、ディスタンスでは自己ベストの16メートルを投げた。胃薬が必要なほど緊張した中での好記録に「少し円盤の軌道が低かったが、いい結果でよかった」と振り返った。

【 2015年12月04日 12時12分 】


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