逆風耐え久嶋さん3選、「議会と対話」 向日市長選

2011-04-25 11:30:43 | 政 governing
現市政の継続か転換かが問われた向日市長選は、現職の久嶋務さん(55)が3選を果たした。過去2番目に低い投票率の中、久嶋さんは民主、自民、公明各党や連合京都はじめ各種団体、また府知事らの支援を受け、得票を1万票台に乗せ、前回以上に差を広げた。共産の推す新人で元京都大大学院講師の桜田忠衛さん(62)は、久嶋さんの現職の強みと厚い組織力の壁を崩せなかった。

 向日町競輪場の南側(同市寺戸町)にある久嶋さんの事務所には多くの支援者が集まった。「今回(の勝ち)は本当にうれしい」。直前の3月に市議会から辞職勧告決議を突きつけられ、強い逆風を受けて臨んだ市長選。3選の喜び以上に安堵(あんど)感が漂った。

 「創(つく)ろう向日市躍進の会」などに推されて立候補を表明したのは2月初め。だが、1月に保守系の一部市議が「不支持」を久嶋さんに伝え第三の候補擁立を模索し始めたことで、与党市議の足並みが乱れた。さらに市議会3月定例会での辞職勧告決議可決で窮地に立たされた。

 しかし、第三の候補は結局決まらず、共産推薦の候補者との一騎打ちに。久嶋さんは、行財政改革や北部開発など2期8年の実績とその発展を掲げつつ、辞職勧告の逆風を押し返す策として、「国や府、近隣市町との連携協力」の必要を訴え、国会議員や知事、府議らの連日の強力な応援も得て突き放した。

 午後10時過ぎ、久嶋さんが事務所に着くと支持者から大きな拍手が起きた。国会議員や府議らと次々に握手を交わした久嶋さんは「今の世代だけでなく、子や孫の世代も住んで良かったといってもらえるまちづくりを進める。議会ともしっかり対話する」と語った。

【 2011年04月25日 11時24分 】


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1 コメント

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久嶋市長おめでとうございます (伊達奈音)
2011-04-25 14:37:18
抵抗勢力の激辛議員もがんばれ!

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