「宇治碾茶」を地域商標に 京都の組合がNPO法人設立

2017-04-16 11:05:35 | 商 trading
 京都府宇治市を中心とした地域の高品質な碾(てん)茶「宇治碾茶」の地域団体商標登録に向け、同市茶生産組合は13日、登録主体となるNPO法人「宇治碾茶生産振興会」の設立総会を同市宇治の料理旅館で開いた。組合員ら約30人が出席し、地域ブランド確立を担う組織を立ち上げた。

 スイーツなどの抹茶ブームを受け、原料となる碾茶の生産量が伸びている。市内を中心とした碾茶の品質の高さをアピールするため、組合が地域名と商品名からなる地域団体商標の獲得方針を決めた。

 ただ、任意団体である組合では登録出願ができないため、新たにNPO法人を立ち上げた。この日の設立総会で法人理事長に就任した辻四一郎組合長は「さまざまなグレードの抹茶がある中、高品質な碾茶に焦点を当て、生産者と消費者の双方の利益になるようにしていきたい」とあいさつした。

 NPO法人は今後、宇治碾茶のロゴマークなどを作成して周知を図り、来年春ごろに特許庁に登録出願する予定。

【 2017年04月14日 10時41分 】


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