「抗がん剤がなんぼのもんじゃい」改め「肉腫も腎臓ガンもなんぼのもんじゃい」

青天の霹靂の大腸肉腫発覚、抗がん剤治療を終了したら今度は腎臓ガン発覚。治療を記録することにしました。

緩和病棟のケア

2013-06-26 10:59:01 | 母の緩和ケア日記
しぶしぶと緩和ケア病棟に再入院した母、入院した日には何とかマンションの玄関まで自分の足で歩くことができたが、その後は日に日に体力が衰え、個室内にあるトイレまでも行くことができなくなってしまった。

トイレの世話から体を拭くことまで看護師さんにお願いしなければならなくなったことがショックだったようだが、ようやく「自宅でここまで世話をしてもらうことはできなかった。いいタイミングで入院させてもらった」と納得してくれたよう。

下の世話なども実にありがたいが、こちらとしてそれ以上にありがたいのは痛み止めの量などをこまめに調節して苦痛を軽減してもらえていること。すでに24時間、強力な麻薬を使っている状態だと思うが、まだ意識はちゃんとしているので話もできる。
ガン最末期の疼痛管理もここまで進歩していると知ればいずれは来るかもしれない自分の将来についてもあまり心配しないで済む。

今は毎日顔を見に行くだけだが、しかしお互いにわかっている最後の日をただ待っている状態が続くのは結構きついものがある。
決して早く逝ってほしいわけではないが、「こんな中途半端な状態が続くのはいやでしょう、ごめんね」と母に言われてしまった。さすが母親、こちらの性格を知りすぎている。

最後の日々、なにをしてあげればいいのだろう。


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2 コメント

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Unknown (SORA)
2013-06-26 23:01:57
辛いですね。

緩和ケア病棟は、本当に患者やその家族にとって最善を尽くしてくださるところですね。

何をしてあげられるだろう・・・。
Luntaさんのこの投げかけに胸が痛みます。

私が腎癌で入院した時に、大部屋の時に同じ部屋にいた年配の女性(膀胱がん)の娘さんが、
毎日かかすことなくお見舞いに来ては、母親が喜ぶことを一生懸命してらっしゃった姿を思い出します。食べたいというものがあれば持ってきて食べさせてあげて、焼き立てのトーストを食べさせるために病室にトースターを持ちこんで食パンを焼いて食べさせてあげた時にとても喜んでらっしゃった笑顔が今でも忘れられません。

でも、思うのは娘が逢いに来てくれる。それが一番なんだと思いますよ。
Luntaさんとお母様に優しく穏やかな時間が降り注ぎますように。
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SORA様、 (Lunta)
2013-06-27 10:09:50
やさしいお言葉、本当にありがとうございます。

母はもう何も食べられない状態なので好きそうなものを持って行っても口をつけられず、それが切なかったりします。

それにしても緩和ケア病棟はありがたい。
医療と制度の進歩は素直に喜ぶべきことかと思います。
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