逗子レガッタ2012

強烈な3日間でした~

9月の三連休、逗子レガッタに参加しました!相模湾の秋のとんがったレースです。人の船に乗せてもらうことはあっても、まさかホビが、しかも自分が艇長としてインショアのシリーズレースに出る日が来るなんて思ってもみなかったです。
そして出ると決めたはいいけど、若洲のリハーサル国体とテーザーの全日本が重なっていていつもの主要メンバーが乗れず。半ばあきらめていましたが、方々に声をかけた甲斐あり各方面から楽しくてゴイスーなメンバーが集まってくれました。


★Day1 9月15日 第1レース、第2レース
初日。もうレースの詳細は思い出せないけどかいつまんで。予報どおり朝からひょろひょろ風です。最初のスタートは北東っぽい風でコースがセットされ(たような気がします…)スタートしましたが、風が無くなってしまい程なくしてN旗が揚がりました。かなり出遅れていたのでよかったですが。

ようやく南東ぽいのが入ってきたのは昼過ぎです。仕切り直しの第1レースはカミを狙いましたがダメでした。突き上げられて追い出され、ぐるっと回ってのスタートです。トホホ。そして気持ち良く走れるはずの軽風なのに、まったくもってツボに入れられません。1カミ回航時点で後ろさびしく、そのまま何もかも冴えないままフィニッシュ。クラス15艇中11位と初っ端から叩いてしまいました。もうビリかと思ってたけどビリじゃなかっただけ良かったです。


何となく気後れしたまま第2レースのスタートです。風は落ち傾向。このスタートは、真ん中ちょい下寄りから出ますが加速もできず頭も引っ込んでいて、またまた酷いスタートでした。
何がどうしたのかわからないけど、スピードも角度もターゲットには程遠く、タックの度に失速し全てダメダメでした。トリマのK上さんが一生懸命励ましてくれてフネの上も良いムードを作ろうとしてくれていますが、どうしてもしっくり来ないまま風がどんどこ落ちてきました。


途中から風おちてきました

その後1シモで極端に風が落ち皆がノタこいている間に沖寄りの強い潮をもらった船が伸ばし、順位が大きく入れ替わる展開になりました。ホビも潮とパフの吹き出しを捕まえてなんとか這い上がりようやく修正8位。ふー。

初日は散々でした。泣きそうです。わたしはホント精神が未熟なので、初めて乗る人に囲まれる中、フネが全く走らないという事態にメンタル面で自分で自分を窮地に追い込んでしまいました。何もかもいつもどおりに出来なくて、とてつもなく凹んだ初日、終了。


★Day2 9月16日 第3レース
2日目は27マイルのショートディスタンスです。まだシリーズは始まったばかりなので、気持ちを切り替えて何とか修正していきたいところです。まずは第1マークの烏帽子方向に向かってのスタートです。東~北東の風15kt程。いい風が吹いていますが時折前に回る強めのガストが下りてくるのでスピンスタートはビミョ~な感じです。

スタート後、暫く走ってもなんだか遅く感じて船が滑りません。よくわかならいまま例によって追う展開になりました。まぁ今回ワンデザインクラスのPLATUを除く29艇中、小さい方から5番目なので仕方ありません。

しばらくしてスピン揚げますが、逗子湾ブローが届かなくなるエリアに入ると徐々に風が落ちてきました。そして江の島を境に風軸が完全に変わり、のぼり一杯の北風になってしまいました。左艇団にいたホビはギリギリのところで上り切れなくなり、マークの手前でショートタックを入れる羽目になりました。でもまだライバル艇ともダンゴなのでこれからが勝負です。

第2レグは南西沖ブイまでのダウンウィンドです。暫くは風が弱く南西ブイまでは落としきれませんでしたが、途中で空が真っ暗になって土砂降りの雨とともに風がやってきました。ホビはこのガストで先に回った何艇かをキャッチアップし、同クラスの艇団の真ん中くらいに食い込んで南西沖ブイを回航。そしてまたまた風が落ち傾向になってきました。

南西ブイを廻ってからのクローズでは、思うようにスピードに乗れず角度もズリズリ遅れて行きます。また初日の悪夢がよみがえり、みんなの口数も少なくなってしまいました。 どうやっても上手く走れません。イライラピークの頃、Uさんが一言。「ラダーに藻が絡んでる…」
それからバテンやらボートフックやらで格闘すること5分。最後は何とか手で引っ張って取ることができました。

人の心って不思議なものです。実際には上手く走れていないのは藻のせいなんかじゃなかったのかもしれません。でもわたしはとても救われてようやくトンネルの出口を見つけた感じです。 艇速も回復し、開いていたゲージも元通りになり、その後逆転。
普通にやればちゃんと走れるようになりました。ふぅ。

その後、風と潮が味方してくれました。風がどんどん左に振れて行き、フィニッシュ付近まで上り切れる雰囲気になってきました。右の艇団は大きく引き離し、左の艇団も場合によってはオーバーセイルかも。なんて思っていたらそう甘くはなく、風がどんどこ落ちていきました。本部船が見えてきました。ホビは最後まで残っていたひょろひょろ風の筋に上手く乗り続け、かなりゲインしました。

その後風が全くなくなってからも潮カミに居たことが幸いしました。限りなく無風に近いわずかな風を受けるため途中何度となくセイルだけ返し、COGが本部船を向くように頭を北に向け、SOG1ノット程の潮に乗ってフィニッシュに流されて行きます。最後、ついに南の風がソヨっと入りました。セイルを出して息をひそめていると艇速が0.0→0.4→0.8とあがっていき、1ktになったら「おぉ~、速~い!みんな振り落とされないようにちゃんと捕まってー」などもうオバカ全開です。無風になったことがむしろ幸いしました。


フィニッシュ目前にして全くの無風に。その後南がそよそよ来ました。

14:55フィニッシュ。長いレースでした。着順4位、修正5位。3レースを終えて成績は徐々に良くなってきたので気持ちも少し楽になりました。


★Day3 9月17日 第4レース、第5レース


最終日はイイ風吹きました!

いよいよ最終日。序盤は色々上手く行かず、凹んだり反発したり混乱したり反省したりしながらも、それなりのヒントを得てようやく心が着地しました。この日は朝から良い風が吹いていたこともあり、とにかくいいレースをして終わりたいという一心で、なんというか腹をくくっていました。 船の上も、ピリっとした適度な緊張感でイイ雰囲気です。寄せ集めチームがチームぽくなってきました!

南の風15~18kt。左に振れてシモ有利です。苦手なスタートを何とか克服できるよう、行き当たりばったりではなく、何秒前にはココ、こうやってアプローチして、このあたりで何秒前から加速、というようにプランを練ってから臨みます。もちろん基本的なことなんだけど、明確なイメージを持ちながらの方がチキンなわたしは落ち着いてできます。あまりシモ寄りからは出られなかったけど、良いスピードでまずまずのスタートができました。ヘルムもニュートラルで、メッサ走りやすいです!



ただ、残念ながら片上りになってしまっていたので大きい順な感じになり、マークチェンジのあとも安定した順風で、30ftのホビにはあまり挽回のチャンスはありませんでした。まぁ、そんなに甘くないです。ミスもなくベストを尽くしましたが、なかなか前は走らせてもらえません。それだけではダメってことでしょう。何かが足りないんだー。修正7位。


フィニッシュ後、空が物凄い様相になり、30ktの突風と豪雨で辺り一面真っ白に。そして海上で前線通過をやり過ごすことになりAPがあがりました。待つこと1時間。ようやく雨があがり明るくなってきました。風が落ちるのではないかと心配したけど大丈夫。かなりいい風がブリブリ吹いています。


次のレースはゼネリコを繰り返し、スタート練習は一体何回やったのかよく思い出せません。良いスタートが何度もあって、ゼネリコの度にガッカリでしたが、次も、またその次も、だんだん良いスタートが切れるようになってきました。恐るべしOJT効果!
最後ブラックまで上がりましたが、またゼネリコ。速攻でリスタートとなりましたが、きっとまたゼネリコだったのでしょう。そうこうしているうちに前のクラスのフィニッシュになってしまい、スタート号砲後、N旗となってしまいました。これでゼネリコを引っ張ってブラックとなった艇も無罪放免。

さあ!泣いても笑っても最終レース、大きなうねりと波と強風で逗子レガッタの締め括りですっ!
今日一日少々自分を追い込んでいたので、半泣きな感じながらも「やるっきゃない」的気分です。
スタートも決まり、1カミはシリーズ中一番いい景色で廻ることができました。


最終日、ガンバリマシタ!!

波に叩かれるのでターゲットのスピードを出すのは難しいと思っていたけど、集中して滑らせながら、トリムやセッティングを色々変えてもらううちに楽々届くようになってきました。スピードは作り出すもの。今更ながらハッとしました(遅ぃか…)舵だけでは無理でも、ドライブチームで諦めずに追及していけば、船はちゃんと応えてくれました。

最終上マークでライバルのジュ号をキャッチアップし、最後のダウンウィンドは併走しながら超エキサイティングな接近戦に。


上マーク!さおりん頑張ってハイクアウト!


Tail to Nose で廻ったあとも超接近戦でエキサイト~

アドレナリンを垂れ流しながらフィニッシュです!修正6位。お疲れ様でしたー!!
はーっ。持っている力、全部出し切りました~!腰が砕けてヘナヘナしてしまします。
そして、やり遂げた感におセンチになりちょっとウルっと。

ガチガチの緊張で始まって、泣いたり笑ったりの初めてのシリーズレース。ホビは、IRC-Bクラス15艇中総合6位で終えました。とにかく精一杯やってベストを尽くしたのでスッキリ満足!捨てレースのないシリーズレースでは、実力以上のものなんて出てきませんね。なので、皆さんに引っ張り上げてもらってようやく届いた結果です。

あと何が足りないのかは、またゆっくり考えます。まだまだたくさん足りないものがあると思います。一年中、クラブレースをたくさんやって、それなりにレースした気になっていたけど、こういうレースを経験してみると、やっぱりクラブレースはクラブレース。甘いのです。ヨットの神様にその甘チャンな所を突かれた3日間でした。

何と言うか本当に強烈な3日間でした。
今、ホロ苦い思いと、夢のようにエキサイティングな時間がマーブル模様みたいになって心の中をゆらゆらしています。お世話になったみなさん、そしてZMYCのみなさん、すばらしいレースどうもありがとうございました!

逗子レガッタ2012参加メンバー:延べ12名
Teruさん、風呂井戸先生、なべさん、リゲ子、山ちゃん
special thanks to:
N崎師匠、H岡さん、K上さん、よしこちゃん、Uさん、さおりん


CTが入った各レースのリザルトはこち
最終リザルトはこちら

スバラシイ写真が、 キワムの写真館U子さんのアルバム にたくさんあります~
 
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一回り大きくなった (キワム)
2012-09-20 23:39:41
なんと言うか、優勝したレースよりすごいなって感じました。毎晩のパーティーでもしまって、ちょっと重い顔をしていたスミちゃんの背景が伝わってきました。
コミッティー上手くなるより、ヨット上手くなりたいなぁ。って。
 
 
 
Unknown ()
2012-09-22 11:59:46
キワム先生
色々メンタル面弱く、自分も大した事ないな~と再認識したレガッタでした(。-_-。)
あと、スキッパーとしての素養も器も(。-_-。)
でもいい経験でした。また練習して一から出直しでーす!!
ありがとうございました!
 
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