斉藤哲夫さんに初めて来ていただいた。
初めて来ていただくアーティストのライブはとても緊張する。
もちろんアーティスト側にとっても同じことだろう。
実際にお会いするととても気さくな方で、ホッと一安心。
4時半頃入店していただいたき挨拶を交わした後は、斉藤さんもどんな店かと店内を見渡す。
壁に掛けてあるギブソンとマーチンに目を止めた。
まずはギブソンを手にとってポロンと試奏。
「いい音だね、良く弾きこんでる」
続いてマーチン。
「こっちの方がまだパワーがある、完璧」
2本の愛器に嬉しいお言葉。
今までのプロの方で一応興味は示すものの、実際手にとって弾いてくれる方はいなかったが、こうして自分のギターを褒めていただくと嬉しいものだ。
ピアニストのさがみ湘さんとのライブは素敵だった。
ギター1本の弾き語りによるボブ・ディランや拓郎も良かった。
後半のポップな曲に湘さんのピアノがメロディックにサポート。
今回はフォーク好きの常連さんがいつもより少なかったので、またぜひ来て歌ってもらいたい。
デビューから40年の斉藤哲夫さん、今もその歌声は輝きを失っていない。
これからも長く歌い続けて欲しいアーティストの一人だ。