みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

名フィル・間近ストラディヴァリウス

2018年02月17日 | ライブ&コンサート
今日は、名古屋フィルハーモニーの定期演奏会へ。
幸運にも席は4列目。指揮者間近。
舞台に近いと、迫力が違う。

バイオリン独奏も、唯々素晴らしく、固唾を飲んで、聴く。
息をするのも忘れるくらい。
超絶技巧も、近いと、一層その凄さが感じられる。
繊細なピアニシモも、よく聞き取れる。
演奏も音色もなんて素晴らしい!
今までに聴いた最短距離のストラディバリウスだったなあ・・・。

間近で聴くオーケストラは、弦の音が強力で、管楽器が霞んで聞こえる。
奏者が見えないと、音も遠くに錯覚するんだろか???
目を閉じても音の聞こえてくる方向で、バイオリン隊とビオラ隊の違いもよく分かって、立体的に聞こえる。
指揮者が思わす漏らす嘆声が聞こえたり、間近の席ならではの面白さがありますね。

今回、白眉はシベリウスの壮絶なバイオリンコンチェルト。
アッテルベリの6番シンフォニーは、北欧らしい旋律が随所に現れ、すっかり気に入ってしまった。
シベリウス以外の北欧のシンフォニーって貴重なような・・・。
曲名とは全く関係ない「1万ドル」って、ちょっと・・・、どうなんだろう???だけど・・・。
リズム全開のクーネ「エレベーター・ミュージック」(日本初演)も心配は杞憂で、怒涛の面白さだった。

しかしだ!
団員さんの表情まで、よく見えて、思ったのだけど、
できれば、皆さん、もっとパッションをもって、弾いてもらえたらなあ・・・。

今回、すっかり、間近オケに開眼してしまった!
チケットを融通してくれた友人に感謝!

指揮:広上淳一
ヴァイオリン:アリーナ・ポゴストキーナ




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