今はまだまだ人生を語らず

温故知古、古きを訪ねて古きを知る

ひとはひと その2

2018-09-22 13:11:20 | ポール
次男が買った絶滅した生き物の図鑑の中にネアンデルタール人が入っていて、
その理由が想像力の欠如と書いてありました。

そう、神が想像できなかったからね、ネアンデルタール人は。
神が想像できなかったから、協力しあって動物の群れ以上集団を作る
ことが出来なかったんですね。だから、ホモサピエンスより体が頑丈で強かった
ネアンデルタール人が、集団やチームプレイ、国家までもを構成できたホモ
サピエンスに取って代わられたって、サピエンス全史にも書いてあり
ました。

うちの会社では、毎年毎年社会人野球の応援にたくさんの応援を出すの
ですが、もうなんかやりすぎ感満載。なんでも全社員全社員というけど、
何千人が同じ方向を向いて1歩先に進むことがそんなに重要なのかなと
思うし、それを管理職の立場で取りまとめる労力は尋常じゃないよ。
もうそんな時代じゃない気がするんです。

同じように言うと、そんなに多くの共感を趣味の世界でも求めなくても
いいんじゃないかって思います。

次男の中学受験用の社会を家庭教師していて、冷戦が終わったら、となり
あう地域間や、地域内の民族間の紛争が膨大に増えたと書いてありました。
なるほどね。自分の周りで見たら、やっぱりマスメディアの力が落ちたので、
まとまりがなくなちゃって、インターネット上のコミュニティの中で共感
できないいろいろな立場や背景の人同士が罵り合い、貶しあいをしているの
かなあと思いつつ。ストーカー的な狂人もいるし、本当にSNSでの人の付き
合いは私には無理があるなと。

ひとはひとでいいし、私はなんでも共感、同意する人よりも
「ぶれていない人」がいいと思うし、友達は少なくていいって思って
います。無理してみんなの意見に合わせなくても、友達だって沢山いなくたって
いい。そして趣味のコミュニティに入らなくても、結局は有機的に繋がって
いける、同じような考え方、同じような社会的な立場の人であればねって
思った先般のポールのイベント。

あれは本当に楽しかったな。

ポールのPOPの日本盤テスト、すごい迫力です。見本盤より一月早い
1983年10月製造。なんでレギュラー盤や見本盤よりテスト盤の方が迫力が
あるんだろ?不思議。

今度イベントで聴きましょう!