たろの日記ページ,gooブログ版

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芸人に命をかけさせる悪趣味

2009-03-24 10:55:48 | 時事
わたしは東京マラソンは,石原都知事がやった事の中では,良い試みと評価しており,市民が東京の街を一日貸し切って祭りをやる様なものだと思ってます。

それ自体はそう思うのですが,最近芸能人にマラソンをさせるという企画が増えていて,東京マラソンでも松村邦洋が一時心肺停止したという話を見て,そういう方向では少し行き過ぎを感じます。もちろん,だからといって大会を止めろというつもりもなく,わたしは,この大会に限らず,事故が起きたからといって再発防止よりも大会を自粛を優先する動き自体は支持しません。現状そういう話は聞きませんけど。
でも,お笑い芸人とかが,仕事としてこういう大会に出る場合,多分マラソンにでれば,TV出演の仕事をとれる。そして大会当日に無事に完走する自信がなくても,番組の制作上出場を中止にできないとか,そういう構図が頭に浮かぶからです。TV出演とかじゃなくて家族や職場の応援を受けてる人も,そりゃ期待を背負っているから,無理したり,出場を中止とかしにくいところはあると思いますが,でも,なんかステレオタイプで申し訳ないのですが,芸人のTV出演とかだと,出場を辞めますとかいったら,周りが同情するより,「出てくれなきゃ困るよ,そういう企画で周りは動いているんだから」とかそういう感じで責めるようなそういう想像をしてしまうのですが,思い込み過ぎでしょうか?。
今回出ている芸能人を見ていても,明らかに普段から運動をしている人もいれば,そういう風にあまり見えない人もいます。競技選手だって時間をかけて調整する競技なのに,他の仕事で忙しそうな人だって結構います。TV的には苦しそうに走って完走するところを撮りたいのかも知れませんが,無理やり作り出した苦しそうなところをTVで観ても,わたしは感動しません。悪趣味だと思います。
お祭りは出ている人も見ている人も楽しめてのお祭りです。ハレの舞台にはリスクが伴うものかもしれませんが,そこにビジネスを持ち込むと,一人一人の意思で,そのリスクを回避できなくなります。マラソンに限りませんが,最近増えている芸人にムチャをやらせる企画は嫌いだし,こういうのにお祭りを利用してもらいたくありません。
コメント
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