豊漁?

2011-09-29 | ビジネス業界
秋刀魚の記録的な水揚げが続いている、という報道があります。
今朝のNHKでも、そんな感じの報道がされていました。。
しかし、よくよく聞くと、「道東で」と、地域限定の話しです。

このあたりの話しは十分予想していたことですね。
秋刀魚→陸上凍結 なわけで、三陸の陸上凍結設備が震災で流された今年、凍結設備のある地域に水揚げが集中することは非常にあたりまえな話しなわけです。

北海道の加工屋さんの集計では、9月29日現在、秋刀魚の昨年対比水揚げ数量は111%程度。 昨年対比では多いですが、昨年は不漁でしたので、決して多い水準ではないわけです。
今の数量であれば、三陸が稼働していれば水揚げが分散されるところだそうで、今年はやはり陸上設備が足りないことで、色々なしわ寄せが起きています。
操業日数が計画的に制限され(=処理できない数量を港に持ち込んでも仕方ないですから)始めました。
生流通には限度があります。それを凍結することによって、周年秋刀魚の供給ができるわけです。加工屋さんも、時期がくれば冷凍原料が必要となります。
現在、道東での水揚げはクローズアップされていますが、冷凍在庫はあまり溜まっていないようです。

こんな状態ですから、海外商品は全く日の目をみません。暫くは様子見です。


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