ポーランド

2014-06-16 | ビジネス業界
白身フライの世界ではメジャーなホキ。南半球で捕れる魚です。
現在その買い付け交渉を行っていますが、例の如く、他市場の引き合いに負けています。
南米とニュージーランドが漁獲地となりますが、USドルベースでも昨年比較で2割近く高い相場で推移しています。
それに円安が加わり、相変わらず売価を上げられない日本市場は苦戦を強いられています。

「ポーランドの引き合い強く、日本向けが生産できない・・」

ポーランド・・・ 残念ながら行ったこともないし、場所もよくわからない国です。
早速ネットで調べてみました。

人口4000万人弱、一人当たりの名目GDP=14000ドル程度(日本は38000ドル程度)
まあ、ざっくり言って日本の三分の一程度の市場規模?という感じでしょうか?
(詳しくは知りませんので、突っ込まないでくださいね)

かつて世界の海で捕りまくってた水産日本には、世界中から当然のように魚が入ってきますが、ポーランドのような国に、なぜ南半球の魚が流れているのか?しかもいい値段で・・? かなり興味があります。
聞くところによると日本の大手水産会社さんが、日本で売れないサイズ、あまったものなんかを流していたところ市場が形成され、いつの間にか日本より高くなってしまったとのこと。

ブログ再開早々買い負けの話しで恐縮ですが、今、我々の商売は買い負けは当たり前の世界です。
気になるのはどの市場に買い負けるか? なのですが、最近ではアフリカ(これも広くて、あまりにも漠然とした話しなのですが)に買い負けることも珍しくありません。

日本では、昔ながらの感覚で獲れるだけ漁りまくり、相場の底ささえを海外へ依存しています。(=輸出ですね)
そして海外では買い負け、さらには扱っている我々自身が日本市場を諦めはじめています。

なんとかの遠吠えではありませんが、大手さん勝手にやっててください、と開き直って仕事をするのも、零細企業の経営者にとっては大事な戦略な訳です。



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