テレビにて

2008-08-19 | 国内業務
昨夜もテレビで、秋刀魚船が出漁を見合わせた話しやら、流通を簡素化してコストを下げる話しやらが報じられていました。
一応業界人である私でも勉強になります、ああいう報道は。

北海道の秋刀魚加工業者さんが、実名(会社名も)で出ていました。

「国内市場は大手販売店が力を持ちすぎている」
「末端の納品売価が決まっていてそこから逆算されるから、生産者が儲からない構造になっている」
などなど、量販店批判を露骨にしております。

おーこんなに露骨に大丈夫かな??と観ているこちらが心配になるような口調です。ところが、対策は、

「中間流通を排除して、コストを削減している」

ということでした。。
?? 量販店批判をしているのに、販売はその量販店に依存せざるを得ないのが実情です。結局批判したその「量販店」に合わせるために、中間を極力排除していく、というのが今の流れなのでしょう。

イオングループが島根の漁協から直接魚を買い付ける話し。新聞にも先日出ておりました。漁師も高く買ってもらえて、助かっている、と・・・

中間流通業者にはそれなりの「機能」があったからこういった複雑な流通が組み上がっていたわけです。排除される中間が、その機能を果たさなくなったということなのか、それとも、末端の「ガリバー」たちが、流通をすきなように壊しているだけなのか・・

しばらくはこの流れ、つづきそうです。。