賀詞交換会

2008-01-12 | 国内業務
業界団体が主催する、賀詞交換会に出席してきました。
大手商社に水産会社、冷蔵庫に乙仲さんと多彩な顔ぶれ。。
当三流商社の居場所などなく、隅のほうで寿司やらローストビーフやらを喰らっておりました。。

昨日の賀詞交換会に先立ち、基調講演?のようなものがありました。

「東南アジアの水産の課題」
※ 東南アジアの水産資源は危機的状況にあり、世界の中でももっとも深刻なエリアといえる。

という話しでした。
タイの調査によれば、1960年は、トロール船曳網一時間あたり、200-400kg程度漁獲できたそうですが、今はたった10-20kg。つまり20分の一まで落ち込んでいることになります。

今、北の海の資源についても騒がれていますが、(すり身原料の不足、高騰) すり身は東南アジアでも生産されています。
ところがこちらもこの状況。

また、天然資源の不足を養殖で補おう、いわゆる、「獲る漁業から作る漁業へ」という考え方はとても危険なようです。
ベトナムは現在、年間130万トンの魚を養殖しており、将来的には200万トンまで増産したいという計画があるそうです。
しかし、200万トンの魚を養殖するためには、なんと1400万トンもの餌となる魚が必要になるとか。 
2003年の漁業統計によると、東南アジア全体の海面漁業、淡水漁業の生産量は合わせて1400万トン程度。つまり、200万トンの養殖をするためには、東南アジア全体の漁獲物を餌として与えなければならない、という計算になります。。

昨日は、某大手コンビニのベンダーさんと商談もありました。

「価格は変えずに規格を変えよ」

というのが合言葉だそうです。
ちくわの穴の話しもまさにその話しです。
しかし、ちくわ自身が使えなくなる日も目前のようです。。

ベトナムで食べる「すり身商品」はとにかく味が濃く、美味です。
日本で同じようなものを食べると、本当にがっかりします。。