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未内定の4年生へ■二○三高地■乃木将軍の5ヶ月に学ぼう!

2011-12-10 12:03:42 | 日記
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こんにちは。

★★★
週末は司馬遼太郎原作「坂の上の雲」の時代から
(NHKスペシャルドラマで2011年12月より第3部放映中)
クロスオーバーのテーマで就活生にお届けします。

(画像:読売新聞テレビ欄から)
★★★



特に未内定の大学4年生は
諦めずに活動を続けることの価値を考えていこう。





■旅順要塞に立ち向かう苦難


※※※

旅順は、どれだけ要塞化されており、どこにどれだけの大砲、どれだけの機関銃、どれだけの兵力が配置されているかということは日本では誰も知らなかった。


それが全部わかったあとになって、「ここから行けばよかった」などと言ったって、何の説得力もない。自分がその場にいたらどうしたかということが問題だろう。

※※※
渡部昇一「指導力の研究」PHP文庫1986年から



乃木将軍は、難攻不落のロシア軍旅順要塞に向かって
何度も正面攻撃を行い、大勢の兵士が犠牲になりました。



どんなに知恵をめぐらそうが
立ち向かう方法が“正面攻撃しかない”という立場にあって
毎日自分の兵士の命が奪われてゆく乃木将軍の苦悩を考えてみよう。


乃木将軍自身も2人の息子を戦場で亡くしています。



■5ヶ月戦い抜いたことの成果


※※※

二百三高地が陥ちたのは、五ヶ月の攻囲で敵が衰弱していたからである。

(ロシア軍の)兵員の損傷の増大と砲弾の減少、野菜の不足に原因する壊血病がピークに達していたからである。

もし始めから二百三高地に攻撃を集中していれば、敵は兵も弾薬も十分にあったので決まりきったパターンで機関銃の掃射と砲撃を浴び、何度占領してもすぐ奪還されていたであろう

※※※
小林台三「二百三高地論争」の教訓
(産経新聞社「正論」2002年12月増刊から抜粋)




五ヶ月間、ねばりづよく戦い続けた乃木将軍が
最後に旅順要塞の二百三高地を攻略できた背景には


親友でもある児玉大将が
乃木の苦境を見るに見かねて指し示した
戦術アドバイスもあったわけですが



そのアドバイスは最後の一押しだったので
それまでの乃木将軍の戦い方が無駄だったのではない。




まずは粘り強く正攻法で耐えよう。

そして最後の一押しだけ
大学のキャリアセンターの先生アドバイスに頼ろう。



■亡くしたならば、授けよう


※※※

晩年の乃木は学習院の校長であった。
乃木が校長になるにあたって明治天皇は

「お前は二人の息子を亡くした。だから、お前にたくさん子供をやろう」
とおっしゃったという。

※※※
渡部昇一「指導力の研究」(前掲書)から




4年生が卒業までに無事内定するよう
3年生が無事に就活をスタートできるよう


大学の先生方は
「たくさんの子供をさずかった乃木将軍のポジション」
と同じであることを受け止めて


学生への真摯な愛情をともなう内定アドバイスを
なにとぞよろしくお願いいたします。





では。


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3 コメント

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坂の上の雲での乃木希典 (tarebon)
2011-12-10 18:23:54
小説の舞台では、乃木が「正面攻撃しかできない愚直な凡将」という描かれ方をしているようです。

このブログでは、あくまで「就職活動をテーマとするなかで、モチーフとして乃木将軍の戦い方を紹介するもの」です。


正面攻撃という正攻法は、実際の戦争では必ずしもベストではないのでしょうが

就職活動で目先の内定戦術や奇策におぼれてもその努力は短期的な成果しかあげられないというのが私のアドバイスです。


入社後の先のステップも考えるならば、就職活動ではスタンダードな正攻法で長時間戦うという経験を積んだほうがベストだよ。


私も含めた就活アドバイザーの立場は「正攻法を行う学生への、努力の方向性に最後の一押しをするもの」でありたいと願っております★
返信する
明治が生きていた時代 (tarebon)
2011-12-11 10:15:11
ちょっと“時系列”で紹介しますね。

「坂の上の雲」が連載されたのは昭和43年(1968年)からです。

たとえば小説の登場人物のうち、秋山真之の妻の李子が亡くなったのが同じ1968年。


少なくとも1970年代の日本には明治の記憶を持った人が多かったと思うんです。

今、アラフォーの人たち(リアルなドラえもん世代)の小さいときの記憶にある“おじいちゃん、おばあちゃん”というのは明治生まれだったんです。


※ドラえもんの初期の作品に登場する“のび太のおばあちゃん”は間違いなく明治生まれということデス。


小さいときというのは、両親よりも“おじいちゃん、おばあちゃんからの影響”のほうが意外に思い出が強かったりするんです。


明治生まれの人たちは、大正や昭和生まれに比べると比較的“明るいキャラクター”が多かったように思うんです。

戦争についての明治生まれのおじいちゃん、おばあちゃんたちのイメージは、負けた記憶よりも勝った記憶(日清・日露・第一次大戦も戦勝国だった!)のほうが多いので、精神的にも安定していたのかもしれません。


戦争に負けた記憶しか持たない世代が“そもそも戦争することが悪いことなのだ”というネガティブに受け止めることに比べると

“戦争は本来勝ったり負けたりするもの”という“勝敗の部分で受け止める公平な現実認識”が明治人には残っていたようなのです。


今40代の人は、そのような祖父母のメンタリティを小さいときに引き継いでいるから、ポジティブな人が多いのだろうと思うこのごろです。


世代論として研究してみてね★
返信する
就活生に期待される使命★ (tarebon)
2011-12-11 21:35:44
コメント欄を使って本文更新以上の内容を書いている気もしますが・・そういう書き方をしております★

就活生に「今の時代に職業選択することのポジショニング」を伝えたいと思うんです。

どういうことか書きますね。

※※


「坂の上の雲」の時代に、多くの犠牲を払って目指していた日本の近代国家の本当の到達点は、明治維新から100年目にあたり、高度経済成長のなかにあった昭和43年の日本であったという考え方があります。


昭和43年(1968年)が明治以降の日本の「坂の上」にあたり、同時に次の成長ステップが始まったということですね。

昭和43年が第二の明治維新スタートということを考えてみると、明治は45年間で完結したのに比べて、2011年現在は43年目なんですよ。

ここは歴史時間の不思議な区切りでもあるんだけど、現3年生が入社予定の2013年は、1968年から45年目になります。


今の大学3年生が社会に出るとき、1968年以降の日本の第二明治時代が完結することになるんだ。


今の日本の時代背景が明治期の国際情勢と似ていることを考えると、2013年就活は自分たちのことだけではなく、日本を歴史的に成長させるために必要な「選抜競争というチャンス・名誉の戦い」ということを意識するほうがいいなあ。


今の就活生に期待されていることは、本当に歴史的な使命なのかもね、そういう意味で★必ず勝つ★と信じよう。

じゃあ!
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