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センター試験終了◆現代社会の問題文から考えるキャリア

2010-01-18 10:35:12 | 日記
こんにちは

1月16日、17日の大学入試センター試験が終わって
受験生はお疲れ様でした!

試験会場の大学勤務の皆さんや、解答速報などで忙しかった
予備校関係の皆さんもお疲れ様でした!


受験生ではないのですが、新聞に掲載の試験問題をながめて
ブログテーマを考えてみたいと思います。


◆現代社会の第3問は、キャリア開発について


現代社会の第3問の設問から、すこし引用してみます。


人の生涯にわたる発達のなかで、学生時代にこそ可能なことがある。
試行錯誤や果敢な挑戦をしつつ自分の生き方を考え、

キャリアを開発し※


大いに学ぶことは、社会をより良くすることにつながっており、
社会参加の第一歩でもある。



上の※の部分についての記述を考えさせていました


キャリアを開発とは、職場での技能習得や、昇進や転職等による地位向上
だけではない。キャリアとは、職業生活を中核として( A )築かれる
経歴のことであり、余暇など、仕事以外の生活を( B )。


このAとBには何が入るのでしょうか。

設問を多少アレンジしてみます。

A「生涯にわたって」なのか「在職期間に限って」なのか?
答え
「生涯にわたって」

B「含む」のか「含まない」のか?
答え
「含む」


です。

◆学生は学んでいて、社会人は学べていないもの


これは社会人が常識で判断して解答を導きだせるのかというと
必ずしもそうではないと思うんです。


現代社会という科目で「キャリア開発」や「キャリア教育」という
用語が出てきたのは90年代に入ってからだと記憶しています。


1970年代にアメリカで始められた「キャリア教育」というのは

『個人が人間の生き方の一部として、職業や進路について学び、人生上の
役割、選択と職業的価値観とを関連づけることができるように計画化された
経験の全体』
(キャリア教育奨励法1977年:アメリカ)
です。

70年代のアメリカはベトナム戦争などで社会構造・価値観の激しい変化が
ありました。そのような社会のなかで、『どのように生きていくか』という
ことが教育課題でもあったようです。


日本では90年代のバブル崩壊から、社会構造・価値観の変化に見舞われて
『どのように生きていくか』ということを常に考えるようになりました。

この流れで、平成12年12月の中教審答申にようやく小学校から高校まで
12年間を通じた『キャリア教育』の必要性が指摘されました。


平成の世代は学校教育で『どのように生きていくか=キャリア教育』を
うけてきています。

昭和の生まれである親世代はそのような教育を受けてません。

親は自分自身の職業観・勤労観を聞かれたら、子どもにきちんと語れないと
失格になると思います。


『人はどうして働かなきゃいけないの?』
『人はどうやって生きていくものなの?』

これは「かばち」(広島弁で「屁理屈」)でもなんでもありません。

親は、自分の固有の職業体験を超えて、これに答えられる勉強を
しておくのが義務かもしれないなあと思います。


◆キャリアを考えること


先週、平成生まれが成人式を迎え、就職活動も始めていると
ブログに紹介しました。

平成生まれは、昭和世代が知りえない、いろんな情報を持っています。
ただ体験が少ないので使いこなせていません。

昭和生まれは、体験はあるのでしょうが必要な情報に疎くなっています。
だからお互いに必要な情報や経験を相互に交換しあう必要があります。

世代間で学びあう
というのがどうしても必要になると思っています。


両世代を橋わたしするのに、このブログを少しでも役だてたい。
と思うのが今年の個人テーマでもあります。


センター試験から考えてみました。

それでは




















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