(今回の女子力イメージ:大和魂)
※画像はhttp://akb48gazou.com/から
こんにちは。
前回の宿題→
“必要なとき120%の力を出す”ような「仕事って何だ?」
つまり
仕事ってそもそも何だ?
という職業観のメインについて書いていこうと思います。
■23.6363636 センチメートルの美しさ
そのまま紹介しよう。
※※※
上野の下谷にケヤキの長火鉢を作る名人がいたのです。
長火鉢があった。
「きれいだろう。これは、一寸の座布団を敷いて、そこに日本人がすわって手をかざした場合、一番暖めやすくて、しかもかざした手がすんなりと美しく見える高さが七寸八分(23.6363636 センチメートル)なんだ。」
「これを八寸五分にしたら手の形が犬のチンチンになってしまう」
「六寸五分だったらお化けになる」
「七寸八分というのはその高さなんだぜ!」
(草柳大蔵)
※※※
松下政経塾編「松下政経塾講話録Part2」1987年から
長火鉢の職人が、自分が作る長火鉢の高さの根拠を説明しています。
使い勝手と美しさのバランスを追究して職人がたどり着いた経験値が
七寸八分ということなのです。
■極限まで追究する姿勢
世の中には、いろいろなジャンルの仕事があります。
たとえば
・物を作り販売する。
・アイデアを練ってサービスを提供する。
・決められた作業をこなす。
どの仕事にも共通する姿勢があるとしたら
「その仕事を極限まで追究したら」どうなるだろう?
完璧な仕事を求めていくと
長火鉢の七寸八分のような「美しさ」に到達するのかもしれない。
仕事の「美しさ」ということは
つまり
他人に潤いや感動を与えることなのかもしれないよね。
■すべての仕事に「文化のまなざし」を抱こう
仕事について考えていくとき
「すべての仕事を極限まで追究すると文化が創造できる」
という意識を持って欲しいなというのが
tarebonオリジナルの考え方です。
(もちろん個々にはいろんな考え方があってよい)
「一人一人の仕事はアーティスティックなものなのだ」
と認識できると
一人一人には「固有の価値が創造できること」になります。
会社に勤めて普通の仕事をこなしているときでも
「この仕事の、この工夫は私が作る芸術作品なのだ」
「この“作品”は私でしか作りだせない存在価値があるものだ」
という意識があれば
なんでもかなり前向きになれると思うんだ。
★★他人に感動を与えよう★★
学生生活で、就職活動で、また社会人で仕事をするときでも
自分の一生懸命な活動を、誰かがずっと見てたとして
“うわぁ、すごい!”と
感動してもらえるストーリーなっているかどうか?
その感動を味わった人が、さらに他人に同じ感動を広げてくれるかどうか?
チャンレンジしてみよう。
★★
仕事とは何だろう?
少なくとも、自分ひとりではできないものなのだ。
他人との関係性、協力、支援、そういうものが
どうしても必要になるのだ。
多くの人に応援してもらいながら
仕事を通じて
多くの人に感動してもらおう。
★★
ではまたね。