今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

差し入れ。

2020-05-19 19:57:00 | タラの日記
一昨日の日曜日に、母のところに食料品を差し入れに行く、つもりであった。
ところが、だ。
水曜日の夜に母にその旨電話で知らせると、なんと、ブゼンとした口調で「待てない!」とひと言返ってきた。
唖然としていると、「だって温泉玉子もあと1つしかないし、やきとりの缶詰は2つあるけど飽きちゃって食べたくない」と、まるで私が悪いことでもしたかのような声で言うではないか。
は?
そして、うーん、と私が考え込んでいると、「明日来て。夜でもいいから」と言う。
そして、「私だってアンタに休みの度に買い物頼むの悪いと思ってるけど、こればっかりはしょうがないじゃないの!」と、私が何も言い返してないのに攻撃口調。
え?
しょうがないのか?
あなたのいる施設は、ちゃんと三食出してくれるでしょ?
あなたが不味い不味いと文句言って食べないだけでしょ?
…と、呆れてモノが言えない私。

このわがまま者がっ!と言えたらどんなにいいだろう。
それが言えないのは、どうしてなの?
今更、母がこわいのか。

いや、それもあるかもしれないけど、今や立場的に強いのは私だ。
私は母に嫌われても別に何も困らない。私に嫌われて困るのは母の方だ。

だけどね、それが私を辛くさせる。
父も姉もいなくなった今、母には私しかいない。
それがわかっているから、かえって強く出られない。
プライドの高い母に、惨めな思いをさせたくない。
私が怒って、もう知らん!と言ったとして、それでも、母は私しか頼る人がいない。
母は謝るかもしれない。
でも、怒ってる私にものを頼むために頭を下げるのは悲しいかもしれない、悔しいかもしれない。
私は母に、そういう思いをさせたくないのかもしれないと思う。
母は自分中心に世界が回っていると思っている人だ。
みんなが自分の言うことを聞いて動くのが当たり前だと思っている人だ。

腹が立つ。本当に、なんだこいつと思う。
けど、どうしても、母のプライドをズタズタにはしたくない。
この気持ちは何なんだろうね。

結局、私は彼女の言うなりに、木曜日に差し入れに行った。
息子はそんな私のことを、母に甘すぎると怒った。
私もそれはわかっているのにな、なんで甘くなってしまうのだろう。


コメント
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