今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

お父さんの愛情。

2009-06-27 22:16:35 | タラの日記

ようこそ、卯月です。
カウンセリングに行ってきました。
娘の様子を話して、抗鬱剤を出してもらいました。
これで少し楽になってくれるといいのだけれど。
それから、通信を渡して、読んでもらいました。
先生をお父さんのように想っている、愛している、と書いた通信。
先生は、それを丁寧に読んで、しばらく考え込んで、それから言いました。「これまでと何も変わりませんよ。これまでどおり接していくつもりです」。
「不愉快じゃないの?」
「人が人を好きになるというのは、いいことだと思います。これまでと変わらず、あなたを心配し続け、助け続けていきますよ」

私はちょっと戸惑った。
想いを告げたら、拒絶されるだろうと思っていたから。
先生が困るだろう、私を嫌いになるだろう、と思っていたから。
だから、言わないつもりだった。ずっと黙っていくつもりだった。
でも、私の一番の理解者である(あってほしい)先生に、言えないことがあるのがつらくて、嫌われるならそれで仕方ないと覚悟を決めて打ち明けたのだった。
転院したい、と言う私を、先生は引き止めてくださった。
「転院しなさいって言われると思ってたの? 嫌いになっていないから、このまま一緒にやっていきましょう」と言ってくれました。

私のほうが、何を言っていいのかわからなくなってしまい、戸惑ったまま診察室を出た。
帰ってから、ふとあったかい気持ちに包まれる気がした。
先生は、私を許してくれた。私の気持ちを受け止めてくれた。この気持ちをそのまま持ってていい、と許された気がした。

私は気づいた。私は先生に「愛している」と言ったけれど、先生に「愛している」と言われたかったわけではなかった。
ただ、そこにいて、私のすべてを見ていて、必要な時に助けの手を差し伸べてほしい、気にかけて応援していてほしい、そう思っていたのだ。

「お父さんがほしい」「お父さんになってほしい」と、私はこれまでにも何度か診察室で先生に言った。
先生は「あなたを支え続ける」と言ってくださった。でも、私にはそれが実感できなかった。

今日、私の言葉に動じずに「これまでと変わりなくあなたを支える」と言ってくれた先生の態度に、私は「お父さんってこんな感じなのかな」と思った。
これがほしかったのかもしれない、と思った。
満たされた気がした。

また不安になるかもしれないけど、今はなんだか受け入れられた気がして、ほっとしている。
父に無視され続けた幼児期・少女期。「私にはお父さんはいないんだ。うちにいるのは、お姉ちゃんのパパだけだ」と思って育った。
健全な父親の愛情ってどんなものなのかを、私は知らない。
でも、ずっと求めてやまなかったその愛情を、今日、少しもらえた気がした。
求める資格があるよ、求めていいんだよ、と言ってもらった気がした。
うれしかった。

仕事があと250ページぐらいあるよ。
でも、これで頑張れる。多分。

長々とごめんなさい。お付き合いありがとう。
また明日ね。おやすみなさい。

コメント (2)
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