「原発と映画」プロジェクト準備ブログ

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原発に関する映画その80  「Beyond The Waves」

2019-01-01 21:38:23 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

「Beyond The Waves」は、山本太郎さんを描いたドキュメンタリー映画ですが、原発に関する映画に入れてもいいのだろうと思い、「原発に関する映画その80」としました。

<2018年 ベルギー カラー 日本語 65分>

 <アラン・ドゥ・アルー(Alain de Halleux) 監督紹介>

1957年ベルギー生まれ

ベルギー国立高等舞台芸術学校卒業

『チェルノブイリ・フォーエバー』(2011年)『福島へようこそ』(2013年)など、これまでも原発の問題をテーマにした作品を世に生み出してきた。

 

<チラシにのっていたアラン・ドゥ・アルー監督の言葉>

「福島原発事故から半年後、住処である南相馬にとどまるかどうかの苦渋の選択に迫られて3家族を描いた作品「福島へようこそ」を撮影中に、山本太郎の存在を知り始めてコンタクトを取った。その時、彼の生業である俳優業が継続できなくなったという事実に衝撃を受けた。

 2013年、彼が参議院議員になり天皇陛下に手紙を渡し、その行為がタブー視され大騒動になっていることを聞き、それがきっかけで日本の政治情勢の変遷について調べ始めた。現首相・安倍晋三が戦犯として投獄された岸信介の孫であるという事実。そして報道の自由を制限し、間接的に排他主義を煽り国の再軍備化を進めることで祖父が過去に辿った同じ道を進もうとしている事実を知った時、それに抗う「波」を作り市民をその「波」に乗せ、大きなうねりを作り出そうとしている山本太郎を主人公に据え、彼の目を通した「日本の今」を描くドキュメンタリーを作ろうと思った。」

 

◇2018年9月25日 NYコロンビア大学にて世界初の自主上映会開催

◇日本でもぜひ自主上映したい人達が集まり、「ビヨンド ザ ウエイブス 自主上映連絡会」がうまれ、昨年の11月京都を皮切りに、自主上映がスタートしています。同HPはこちらです。https://btw.tokyo/

「ビヨンド・ザ・ウエイブス自主上映連絡会」のフェイスブックの方がHPより最新の情報がのっていますが。。。それによると、2019年は、東京でシネマハウス大塚(1月25日)北千住シアター1010(2月2日)ポレポレ東中野(2月9日)と三回連続上映も決まっているそうです。 

 尼崎、熊本、神戸、名古屋、岐阜、八戸、仙台、広島、和歌山、金沢、埼玉、福島でも上映が検討されているそうで。。。「波」のように上映が広がっていかれることを祈ります。

◇日本で最初は京都大学での自主上映(11月25日)で、その時のアラン監督と山本太郎さんとの質疑の様子はこちらにのっています。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/436357

◇12月1日東京の神田上映会で映画を観、そのあとのアラン監督へのスカイプインタビューと、山本太郎さんのお話を聞いたので、その直後に書きとめた感想を参考程度にのせておきます。(わかりやすいストレートな映画なので、他人の感想より観てもらうのが一番ですが)↓

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「Beyond The Waves」は、貴重な映画でした。観るまでは、「なぜこの題名?」って思っていたけれど、題名に込められた監督の思いが伝わってきました。
監督が知っている山本太郎さんは、自分の行動が波を起こしていってくれたらと考えている人だったからこそのようでした。

山本太郎さんは、パッシングを覚悟で、原発反対を発信する決心をしたときから、いつも原点は自分に正直であること。その原点があるから、天皇陛下に手紙を渡す行動になったり、国会で一人牛歩をする行動になったり。。。
海外にいる監督には、その一つ一つの行動がすごく響いたのだということに、この映画を観て、初めて気がつきました。

特に一人牛歩の前の夜、山本太郎さんが一人自問自答している場面とかがあったのですが、「何のためにやるのか」という自分で自分に繰り返し問いかけてからの行動だったのだとわかります。
日本人の心に響いた以上に、監督の心にはこの行動が響いたので、そのことが映画を通して、日本人に帰ってくるのを感じました。

こんな風に波が広がっていってほしい、響いていってほしいという願いの込められた映画と感じました。

◇映画はあくまでも、山本太郎さんの生きざまを描こうとしているのですが、監督の視点として、放射能被ばくの問題がすごくあるのも感じました。
福島第一原発から五キロの周辺を山本太郎さんが訪れている映像を、繰り返し映し出してみせてくれるのですが、一回だけチェルノブイリ周辺の映像もでてきます。

◇アラン監督は、「チェルノブイリ・フォーエバー」という映画を撮っておられる監督さんということで、原発事故のもたらすものに関心があるからこそ、福島原発事故後の日本にきて「福島へようこそ」の映画をとっているときに、山本太郎さんに出会い、強い印象を受けて、次の映画は山本太郎さんをとると決めて、
四年の歳月をかけて、完成させたそうです。
日本に来ている間は毎日毎日山本太郎さんの事務所にもこられて、密着取材をされたそうでした。

一回目に日本に来てから、間がずいぶんあいてから、二回目に日本に見えた時には「何も変わっていないどころか、悪くなっている」日本の状況に驚いておられたそうです。

それでも、この映画に出てくる日本の状況は、何年か前のものなので、元気にデモをしたり、集会をしたりして、声をあげる人達の姿もたくさんでてきていますが、今また日本にみえたらさらになんて言われるのだろうかと、思います。

アラン監督へのスカイブでの最後の質問からは、会場からでした。「風評被害という言葉を聞いてどう感じますか?」という質問だったので、会場は静まりかえって、返事を待ちました。アラン監督からの返事は、「問題の核心は、人が真実をみようとしていないということにある」「放射能のことをみたくない・知りたくないだけでなく、過去からも目を背けている。」「それはヨーロッパも同じである。日本のことを知ってから、自分の国やヨーロッパを違う目で見るようになった。」でした。

 

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