ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

大好評の全国表彰公演

2010-02-14 22:13:23 | 教育

 同時に2カ所て゜公演!聞いたことないよな、高校演劇では。それも東京だよ。『こころを育む活動』の全国大賞、『地域に根ざした食育コンクール』審査員奨励賞、どちらも短縮バージョンの公演を頼まれて、こりゃ大変なことだよ、できんなかい?

 依頼受ければ、引き受ける!これ置農演劇部の基本姿勢だから。やったよ!2チーム作って、それぞれ30分の公演。いくら大人数出ている芝居だからって、ストーリーの中心にいる者と各シーンで出る役ってのがあるわけで、中心メンバー二つに分けるわけに行かないし、一シーンに出る者たちで全体作るってのも無理がある。やっぱり主役はどっちにも出ないと、ってことで、お姫様の替え玉わ作ることにした。それから、リンゴっ娘のせりふも大幅にリンゴ売りに委譲して、ストーリーを語らせることにした。

 中心メンバーのいるAチームはまあ上手くいくだろう。でも、替え玉公演のBチームは?!苦しんだ!!せりふは入らない。表現は微妙。前日も6時で稽古終えて、・・・なんてとんでもない!ぎりぎり1時間半も延長して、・・・でも、不安だぁぁぁぁぁ!!ってところで、後は行きの新幹線でってことになった。

 だから、すごく心配だった。いや、Aチームだってね、一人一人ワイヤレスマイクは付けるは、スライドで大写しになるは、たくさんの偉~い方たちの前でかなりびびっていた。僕はAチーム担当。顧問NがBチーム担当ってことで、こっちは九段、も一つは有楽町での公演だった。

 結果は、上々!どちらも最上級の賞賛を浴びることができた。いやはや、置農演劇部、プレッシャーに強いよねぇぇぇ。信じられない。という僕も、パネルディスカッションなるものに引っ張り出されて、元文科大臣の遠山さんとか哲学者の山折さんとかと同じテーブルでしゃべったりしたんだから、まあ、どっこいどっこいかな。

 『こころを育む活動』の方は観客のほとんどが中年以上熟年未満ってところで、ギャグの反応はいまいちだったけど、舞台の楽しさと有効性はしっかりとつかんでもらえたようだった。公演後の交流会では、いろんな人たちから公演にきてほしいって話しが相次いだ。もっとも地理的条件から無理な話しが多かったのは残念だったけど。中には、かなり具体的に話しを詰めたところもあって、上手くいけば夏休みに関東近県に公演旅行!なんてことが叶うかもしれない。

 有楽町組も本番に強い「キヨミの奇跡」が再来して、上手く乗り切り、多くの方たちから質問攻めにあったってことだった。こっちも公演依頼の話しがあったようで、これもまた楽しみなところだ。

 今回の新企画、歌のCD配布、これがまた凄い評判だった。どちらの会場も持ち込んだ15枚があっという間に無くなって、後日郵送の約束も何件かさせられた。CDを持って行ってくれた人たちが、なんかの形で歌いついでくれるととっても嬉しいね。

 ということで、またまた10枚、CDを焼いたところだ。このうち一枚を明日は、山形県の教育長に渡して来ようと思っている。えっ?どうやって?そうそう、言い忘れたけど、山形県の高校生表彰事業「やまがたスーパー高校生」てのにもひっかかったんだ。で、明日がその表彰式。演劇部は「やまがた頑張る高校生」ってことなんだそうだ。ありがたく頂戴しよう。できれば、それを来年度の町田行きの予算に反映させてくれると感激なんだけどねぇ。

 

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売り出せ!ミュージカルソング

2010-02-11 10:36:51 | 演劇

 置農食育子どもミュージカル『ごちそうさま!は秘密のタカラ』の挿入歌を音撮りした。これまで本番では伴奏の音源だけ使って、歌は生声だったから、歌の入った音源がなかったんだ。いよいよこのミュージカルも最後だしね、このまま埋もれてしまうのはなんとしても残念!記録して残すってことより、誰かに歌い継いでもらえたらって思ったんだ。

 音撮りはいつも通りライブスペースジャムをお借りして3年生女子を中心に行った。男はシャットアウト!去年FM山形のラジオドラマ収録で痛い目にあってるからね。まずは音程がしっかりしてるメンバーをセレクトして録音した。エンジニアは今回もKさんが担当してくれた。寒い中、下手な歌に付き合っての3時間半、ご苦労様でした!そして、ありがとう!

 なんだって、未練たらしく歌入りCD作ろうかと思ったか。それもこの忙しい時期に!だってねぇ、曲いいんだもの!!絶対いいよ!誰か聞く耳持った人が聞けば、きっとなんかの形で使ってもらえるって確信してる。だからいろんな人が集まる『こころを育む活動』と『地域に根ざした食育コンクール』の全国表彰式の会場でばらまこうって計画なんだ。

 どれも歌いやすく楽しい曲なんだけど、中でもお奨めは『ザ ピーマン』と『朝のリンゴはゴールド』かな。『踊れ!カーボチャ』もいいけどね。テレビの子ども番組なんかで取り上げてもらえるんじゃないかな。あるいは、青森あたりのリンゴ産地のイメージソングに使ってもらってもいいね。ともかく、聞いてもらえばわかると思う。CD発売なんてことになれば、最高だね。

 ということで、30枚ほどCD焼いて、東京に持っていこうと思う。はてさてね反響やいかん?!楽しみ、楽しみ!!

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ちょい妬け!校内発表会

2010-02-09 22:01:14 | 演劇

 正直、あまり期待していなかった。3年生がごそっと抜けて、2年生は半数近い6人。このうち二人は演出に回るから舞台に立てるのは4人、こりゃ厳しいぞ。さらに、演出の選んだキャストは1年生中心。おいおい!声まるで聞こえないし、視線落ちっぱなしだし、せりふ棒読みだし、動き突っ立ったままだし、・・・・・今年の1年はおとなしいこと極めつけ。毎日のように、返事!とか、声出せ!とか怒鳴られない日は無いって奴らなんだ。そりゃ冒険だろう、いくら校内公演たって、お客さんいるんだから。

 ところがね、終わってみれば、うーんなかなかいじゃないの。笑いふんだんだし、ぐっとくるとこもしっかりできてる。見終わった1年生なんか、「なんか涙止まらない!」なんていいながら帰っていったから。2本とも見てくれた校長も事務長もY先生も大笑いしながらみていた。

 成功の原因は何か?なんてまたまた分析しちまうわけなんだが、『桜井家の掟』について言えば、これはキャスティングの成功ってことだろうな。一人一人の個性が見事!役にはまっていた。上手いか下手かってことならほとんどが下手だ。でも、合ってるんだよなぁ、四姉妹もその他の役も。役者一人一人の持ち味を最大限生かしていた。だから、下手でも笑える。下手でも泣ける。そんな舞台になったと思う。これは演出の勝利だね。おっと、下手下手ってけなしてるけど、1年生も飛躍的に上達してた。まず芝居になってたもの。まっ、僕がここまで言うんだから、ちょっとは自信持っていい。

 『ボクサー』の方は、演出の執念勝ちってところかな。まず不運続きだったから。本番一週間前に、役者一人が退部!ぐぁーん!も一人が体調不良で降板!!ぐぁーんぐぁーん!!そして、三日前には準主役の一人が自信喪失ダウン寸前「役降ろしてください!!」だもの。僕もいろいろ逆境乗り越えてきたけど、ここまでの絶対絶命はなかったよな。しかも平台8台作ってボクシングのリングだろ。もう装置作りだけだって手一杯だった。そこをしのぎにしのいで、ここまでまとめ上げたんだから、粘り腰としかいいようがない。公演終了後、号泣していたのもわかるよ!わかる!!

 そして、どちらにも言える成功の要因。それは高校演劇の優秀作品を選んだってことだろうな。よい作品はやはり強い。高校生が演りやすいし、高校生が見て感動する。高校演劇侮り難し!! 

 ということで、確実にレベルアップを感じさせた校内公演だった。だから、終わった後の感激もひときわのものだった。1時間近くも興奮冷めやらず騒ぎまくっていた。3年生なんか、またやりたい!って妬ましげに叫んでいたっけ。そして僕も、高校生だから作れるこんな舞台にちょい妬けの公演だった。

 

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公演は力だぁぁぁぁぁ

2010-02-08 21:01:43 | 教育

 校内公演だ!明日!どうなることかってかなり心配したんたけど、うーん、やっぱり公演は力なんだよな。一年生、ぐーんと伸びた。

 今年も一二年生を二つのチームに分けて二本の作品を制作させた。一本は阿部順さんの『桜井家の掟』、もう一本は東根工業清野先生の『ボクサー』だ。どちらも全国大会出場作品、生徒たちが素手でぶつかるには格好の相手だ。

 二年生二人が演出を担当し、1から9.5くらい自分たちの手で仕上げる。残り0.5くらいを僕が口を出す。今年の演出は教育的配慮が得意なのか、一年生をキャストの中心に据えてくれた。そのせいで、ついこの間までは、声は出ない、せりふは棒読み、動きはぎくしゃくと、見てらんんねぇ!的状況。できるのか?これで!

 でもねぇ、やはり稽古だよ、稽古!それなりに様になってきたもの。部員たちの表情見ていても、確実に何か掴んだって自信がほの見える。もちろん、それ以上に、明日はどうなる?って不安も色濃いんだけどね。声もしっかりと出るようになったし、役もどうやら掴めてきたようだ。自分の演技も少しは見えるようになってきたみたいだ。

 で、とうとう今日が最後の稽古、推薦入試前日というこで、午後四時には校舎から追い出され、正門横の資料館での稽古となった。机と椅子を全部片づけて、2階ホールの奥と手前で、二つのチームが競り合うように稽古した。

 なかなかいいよ、こういうのって、対抗意識もろぶつかり合うからね。自然と声も動きも生き生きとしてくる。で、最後のダメだし。ボクサーチームには、主人公の心の変化をしっかりつかみ取って表現しろってこと。桜井家にはせりふ以外でも役として生きるんだってこと。こういうことって、ここまできてようやく通じることなんだよな。遅いけどね。

 明日は16:30から視聴覚室を小劇場に仕立てて公演する。制限はいろいろあるけど、ボクシング部のリングなんかもできて、結構力入っている。ぜひぜひ見に来てほしいものだ。って言っても、校内でも見に来てくれる人少ないの残念なんだけどね。

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置農生徒活動発表会

2010-02-02 21:56:37 | 教育

 書くことないもんなってこのページ閉じようと思って、はたと気づいたよ。そうそう置農の生徒活動発表会があるんだった。期日は2月6日、今度の土曜日。フレンドリープラザホールが会場だ。内容は、プロジェクト発表あり、課題研究あり、意見発表あり、あっ、これ農業クラブの全国最優秀とった発表だから、さらに、人形劇もあり、みつ福や紅大豆ワッフルの試食もあり、そして、極めつけ!置農演劇部演歌ショーまであるってんだから、これは超豪華版だよ。

 地域の人たちもたくさん見に来てくれるようなんたけど、本当は中学生に一番見てほしい取り組みなんだよね。置農って学校がどんなことやってるのか、生徒たちがめちゃ生き生きしてるところとかじっくりと見てほしいんだけどね。残念ながら十分には宣伝が行き届いてはいないようなんだ。もっと中学校の先生方もこういう学校紹介の取り組みを見知ってほしいもんだと思う。先生方が興味を持ってくれなけりゃ、中学生は来るわけないものね。

 ってことで、俄然忙しくなってしまったんだ。この間まで演劇部にはさっぱりお声がかからなかったので、今年は、いいのね、って、全国表彰式の準備に専念しろって思いやりね、って安心していたら、やっぱ、そうは問屋が卸さなかった、ってこれまた古い表現でお里ならぬ、お歳が知れるね。

 ということで、明後日から演歌ショーの稽古を始める。その間校内公演の稽古は中断、うーん!苦しい!!でも仕方ない。頼まれた舞台は意地でもやるってのが演劇部の心意気だから。やろうじゃないの!やってやろうはじゃないの!!

 だから、今週末は演歌ショー、来週の火曜日が校内公演、その終末が東京で全国賞表彰公演二つ、さらにその次の週は全国三賞受賞記念公演って、おいおい、めちゃめちゃハードじやないか。と、いいつつも、やってしまうのが置農演劇部なんですねぇぇぇ。

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