とうとう降ってきた。そうだよね、もう年末だもの。
あらかた冬への備え、秋仕舞いは終わっているんだけど、一つだけ、豆の支柱がそのままだ。小止みになったらささっとやることにしよう。雪に埋もれさせると、パイプがひん曲がって来春は苦労することになる。倒して寝かしておくだけでも被害から免れる。
ただ、豆の収穫の方は、すでに10日ほど前、小春日和の青空のもと、済ませてある。たかだか15mほどと5mほどの2本のパイプトンネル、たかが知れてるって思ったら、なかなか!半日仕事になってしまった。
かさかさに乾いた豆の莢を一つ一つ摘み取って行く。短いトンネルは花豆だ。これは莢の大きさからしてわかる。実の付きも実入りも悪くないようで、篭にいっぱいの収穫があった。長いトンネルは小さめのささげ豆、2種類あるようなので、東側、西側、分けてはけごに詰める。こちらは、実の着きが遅く、しっかり太らぬ先に霜にやられてくたっとなったものもある。秋がいつまでも続いたから、豆も調子に乗って、花を咲かせ、実を着け続けたのだろう。図に乗るのは人間ばかりじゃないんだな。
豆の栽培は神さんの領分、どんな豆をどの程度播いたのか、僕はまったく蚊帳の外。今年は、親の介護で不在の神さんに代わって収穫を買って出た。さてさて、どんな豆が現れるのかな?莢を割って実を取り出す。花豆だ。いつ見ても不思議な色合いだ。自然の妙、って言葉を思い浮かべてしまうなぁ。
残りの2種は、あらら、どちらも白ささげだった。ただ、形が微妙に違う。茶色とか、黒とか縞模様とか、以前は随分いろんな種類を作っていたのに、ここにも高齢化のしわ寄せが現れていた。
冬の手ふさぎ仕事は、この豆の莢外しか?そうそう、黒米の手選別もあるんだった。炬燵に足を突っ込み、蜜柑食べ食べ、となれば絵になるんだけど、ストーブの前でテーブルに向かっての作業、なんだか味気ない図だなぁ。
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