ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

またまた出番ですよ!チンドン屋『菜の花座』

2007-07-22 21:06:00 | アート・文化

 公演明けて最初の日曜日、今日のお呼び、実はほんとつらいとこ。昨日は食育ミュージカル米沢上郷コミュニティセンター公演、明日は川西町大塚小学校公演だからね。でも、引きうけた。だって、お世話になってる玉庭のお祭りだもの。

 玉庭のふるさとセンターは菜の花座が装置作りに使わせてもらってる場所。これまで使った装置・道具のがらくた一切合切置かせてもらってるって義理がある。そこのお祭りだもの、引きうけないわけにいかないでしょ。

 受けた以上は、事前に稽古をして臨みたいと思った、ことは思った。菜の花座の公演反省会の後、一時間くらいできるんじゃないか。甘かったね、反省会延々長引き、終了したのは10時前。よし、これから場所を探して練習すっか!って威勢のいい声も上がったけど、つい数日前に公演終えたばかりだからね、かけ声も自然消滅、結局、本番当日早めに集まって合わせるってことになった。

 11時半、現地集合、近くの公民館を借りて音出しやら着替えやら、なんと新曲の初合わせまでしちまった。始めて3ヶ月足らずのド素人集団が、一発勝負で新曲なんて大胆を大幅に通り越して無理・無茶・無謀!でも、いつまでも、定番の5曲だけじゃつまらないしね、日常的に稽古してるってわけじゃないから、本番!よっしゃ、新曲やってレパートリー広げよう、って随分お客さんには失礼な話しだよね。

 参加はチンドン太鼓のえもっちに口上とチャンチキのミホさん、若手では太鼓のマキコとお囃子と歌のエミそれとサックスの僕。もちろんアコーディオンは我らの師匠ユキエさん。地元のナオミは何故か、串カツ売りでついて付いて歩いた。

 元分校体育館の会場は、超満員。4列ずらっと敷かれた板がテーブル、その回りをじいちゃんばあちゃんおじさんおばさん、コップ片手に取り囲んで盛り上がる。僕らの出番は押しに押して2時近く。まずは後方の入り口から『美しき天然』で入場。盛大な拍手の声援を浴びながら舞台に上がって口上。ミホさん、しっかり9月の『おもかげチャンチキ』公演の宣伝もしてくれた。

 終われば、今度は会場を練り歩きながら、花笠音頭とチャンチキおけさ。そして、感動のシーンは北国の春でやってきた。曲が始まるやいなや、会場全体の大合唱が始まったったんだ。いやー、感動もんだった!うかつにも、こみ上げるものにサックスの音が一瞬途絶えちまったよ。そして、いよいよ、新曲はエミの歌が入った『竹田の子守歌』チンドン風。実は、最近買ったソウルフラワーモノノケサミットのCDでガツーンとやられた曲をそのまま、なんて言えないな、かなり低レベルでコピーしたって話し。でも、これがなかなかの好評だった。エミ、お客さんに、歌上手いね、なんて褒められて得意満面。よしよし、これからもいろいろ歌わせてあげっからね。なるほどチンドンコンサートも悪くない。よし、若手女優陣がダンスユニットLaf Lanaなら、おじさんおばさんはチンドンコンサートで行くからね。とは言っても若手に助けともらってのことだけど。

 ということで、新しいチンドンの魅力を発見できた一日だった。お客さんと一体になれる喜びと感動。チンドンコンサートという楽しい可能性、とっちも、ますますくせになりそう。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日も明日もパン作り! | トップ | 大会は妖怪バンドでいただき! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アート・文化」カテゴリの最新記事