ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

コントの効用

2014-10-21 17:19:00 | コント
 一ヶ月も前のことで恐縮。フレンドリープラザで開催したコント大会、なかなかの盛会だった。

 出演が菜の花座2チーム、置農演劇部2チームと身内中心で、しかも台本はすべて僕のものという、なんともいけずうずうしい内容だったが、唯一客演してくれた川西町演劇研究会の落語芝居「駱駝」がバカ受けで大いに盛り上がった。そう、高校生もかなり笑いをさらっていたな。高校生が婆やると喜ぶんだよ、観客の爺さん婆さんは(おっと、失礼!)。

 講師に呼んだ吉高寿男さんの話も良かった。さすがNHKBS「コントの劇場」の作家だけのことはある、コント台本の書き方コツのコツをいくつか教えてもらった。それと強調していた点は、このコント大会は可能性に富んでいるってこと。続ければいつかはこの町の名物イベントになるかもむしれないって、嬉しいじゃないか、それがこっちも狙いなんだよ。そうなれば何年後かには、大物、三宅裕司か?がゲスト参加も夢じゃない、ってこれ吉高さんの誘い?あと、僕以外の書き手が出てくること!そう、まったくその通り!!「いつ死ぬかわからないんだから」むむ!その通り、だが、簡単にゃくたはらねえぞ!置賜コント王?の座だって譲るもんかい!と、いうことで、なんかとかしてコント大会来年も続けようぜ、おう!と気合いあがって反省会もお開きになった。だから、山形県内のアマチュア劇団の皆さん、来年はぜひ、参加しておくれ。多分賞も出せると思うから。

 さて、今度はこれからの話。コント大会の成果なのか、地域から菜の花座に出演依頼が舞い込むようになった。一つは町の芸術文化協会の芸文祭。これは数年前からコントで参加と決まっているもの。もう一つは小松地区の収穫感謝祭。これのアトラクションに30分~60分でなにかやって欲しいとの要望だ。よっしゃ、芝居を一本、と行きたいところだが、これ、なかなかに厳しいものがあるイベントなんだ。一番の難点は、客が飲み食いしてる、会場内で物販もあるって、こりゃどう考えても落ち着いて舞台に見入るって有り様じゃないよね。しかも、会場のホールはやけに天井が高くて声が通りにくい。そんなこんなで、菜の花座内には、辞退する方が無難という意見も強くあったが、こういう難しい局面で、常に行け行けどんどんで扉を開けてきたのが、菜の花座、置農演劇部なわけで、据え膳食わぬはなんとやら、やりましょ、コント二本でおおいに笑わせてあげようじゃないですか、と強引に出演を承諾した。ただし、音響に配慮するって条件つけてね。

 うちのコント、内容は地域受け間違いなしなんだから、この小松の舞台を聞きつけていろんなところから声がかかると思う。芝居となると見る側の準備も大変だけど、コントなら気楽に頼めるし、こちらも引き受けられる。音楽のようにその場でジャムセッションってわけにはいかないが、事前に数回稽古すれば舞台にかけられる、そこがコントのいいとこだ。見る側も気楽に楽しめるし、演劇が地域に入っていく方法としてはコントってなかなかのもんじゃないだろうか。これ、コントの効用って言って間違いないよね。

 
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