ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

おっとぉぉぉ!公演まで1ヶ月!シニア4期生

2015-10-29 08:50:13 | シニア演劇

 まだまだ先だ、なんてお気楽に構えていたら、なんと、あと1ヶ月で本番だった。本読みをじっくりやって、いよいよ立ち稽古、こっちも舞台装置の配置決めなくっちゃ。

 1m×2mのフレームに透明ビニール張って、そこに千代紙をあしらってオブジェにする、そこまでは決まっているし、フレームも完成し、注文した千代紙も届いている。それをどう置いて、あるいはどう、吊って舞台を作るか、決まっていない。1週間ほど前から、頭の中にゃ、この千代紙装飾のフレームが、するりゆらりと飛び交っているのだが、これだ!っていう舞台美術には行き当たらない。もう一度、装置をイメージしつつ台本を読み込むしかないな。

 こんな演出の優柔不断を尻目に、4期生の方は、本番向けてぐいぐい進んでいる。せりふもそれぞれの役らしくなってきたし、当人が驚くほど声も大きくなってきた。昨日など稽古前に、それぞれが衣装を持ち寄って確認を求めてきた。それもほとんどが実にぴったりのはまり衣装で、ほぼそのまま本番に使えそうなのだ。例えば、ちんぴらヤクザは龍の刺繍入りのジャンバーにヒョウ柄パンツ、姐さん役は黒のドレッシーなスリムなドレス、大物子分は黒ズボンに真っ赤なシャツ、殺し屋は黒の上下にグレーのフリース、往年の掏摸名人はピンクのシャツに蝶ネクタイ、いいぞ!なかなかいい。衣装がそれっぽいと舞台は俄然生き生きとしてくるものだ。たとえ、役者の演技がイマイチでも。おっと、これは言っちゃいけなかった。残るは、美人局の美人詐欺師のみ。これも他のメンバーが、これでどうか?と持ってきてくれたが、すげなく却下、ここは僕が自分で探してこなくちゃいけないかもなぁ。

 チケットの販売も、知人を回って何故シニア演劇始めたか、から説明して売っている人もいれば、行きつけの飲み屋のママさんが強力な助っ人になって捌いてくれてる人もいて、それぞれの人つながりを活用しながら苦労しつつも売り方を楽しんでいるようだ。

 ここまで乗ってくれば、後はもう心配ない。まっ、せりふが詰まったり、後戻りしたり、素に戻ったりとシニアならではのご愛敬はあるかもしれないが、お客さんには暖かく許していただける範囲内では仕上がるだろう。自分で言うのもなんだが、なんせ台本が面白い。ストーリーといい、キャラクターといい、エピソードといい、観客を飽きさせない工夫は随所に盛り込んである。再演の声だってかかるかも、なんて妄想を抱いたりしているほどだ。

 あと1ヶ月、来週から週2回、そして10日前からは連日の稽古に入る。一気に役柄に没入し、舞台も斬新な装置で彩られ、素晴らしい本番をご披露できることだろう。シニア4期生公演『シェアハウス ブルース』よろしく!

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラストラン天童マラソンまで... | トップ | まぼろしの猫から間借り猫へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

シニア演劇」カテゴリの最新記事