うーん、こんなにあったのに、3月は無理か!
軒下通路残して両側に積み上げた薪、これで春まで大丈夫、って安心してたのに、残るはわずか、
たったのこれだけ!4日分か?どうする?まだまだ寒さは続くぞ。昨夜は零下6度まで下がった。昼間はさすがに暖かくなってきた、とは言っても、4度、5度。ストーブなしで過ごす、なんて考えられない。例年通りなら、4月の半ばまで、ストーブが頼りの暮らしが続く。
じゃ、どうするの?
秘密の?予備薪の投入だぜ。
ほら、この外にトタンで覆いした薪6列!軽く一冬分、これがあるのさぁ。去年は薪作りに没頭したからなぁ。リンゴ3反部分や河川支障木軽トラ5台、それに購入のナラ木8立米、頑張った頑張った!その成果がこのゆとり。
が、この予備薪、ものの見事に雪に埋もれているんだ!
あぁ、軽率だった、考え無しだった。軒下薪との間に隙間とってしまった。そこに屋根からの落雪がなだれ込んで、完璧に雪山の一部になっちまってる。乾燥進めるための風の通り道、なんて余計なこと考えなけりゃよかった。軒下薪にびたっとくっつけて積んでおけばよかった。って、後悔先に立たずの後の祭り!
掘り出すしかないぜ。覆いトタンの上をまず雪掃き、それから合間にぎちぎちに積もった雪を掻き出す。手前の通路に出すわけにゃいかないから、厄介でも外の空き地にまで放り投げる。なんとか半分の高さまで掘り出した。
って、えっ?これ濡れててダメじゃん!
いや、雪纏ってるのは外側だけ、中はトタン屋根に守られて濡れていないんだ。こうやって顔を覗かせておけば、まつわりついた残雪も融けて蒸発する。数日後には引っ張り出して使えるはずだ。手前側1列だけで1カ月、なんとか持つだろう。もっと掘り起こして、下の雪もすべて放り出そう。
やれやれ、見込み違いでつまらん重労働をすることになった。
そうか、ここに薪小屋を作ってしまおう。いや、小屋とは言えないな。屋根付きの小空間ってことだ。母屋の屋根から滑り落ちた雪をさらに下まで流してしまう。小屋に積んだ薪はすっぽり雪をかぶっても、軒下側から取り出せる。田植え前の課題ができた。去年は旧鶏舎一部解体、改築、今年は薪小屋作り、これで体も頭もなまらずに春、夏シーズン乗り切れるってもんだ。
そう、年寄りは敢えて仕事、課題を見つけて行かなくっちゃね。