ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

薪材、いただきぃぃぃ!

2020-12-09 14:50:53 | 暮らし

 えっ、木くれるって?

 町の環境生活課からメールだよ。高畠ワイナリーで、木切ったから持って行っていいって。おおぅ、なんと軽トラ20台分あるってよ。うほっ、これ逃す手はないぜ。ただし、2~3メートルに伐採、チェーンソーが必要、ないない、問題ないよぉ、そんなこと。さっそく、貰うからねぇ、って電話入れた。

 翌朝、小屋にしまい込んだトラック引っ張り出して、チェーンソーの混合油とか準備して、急げ!高畠ワイナリー。

 なるほど、太てぇやぁ!工場の裏手にあったポプラの木を切り倒したんだな。でも、これで軽トラ20台?直径80センチ以上のぶっといのも加えれば、たしかに、ある。けど、あんなの俺らの35センチバーのチェーンソーで切れるわけないだろ。仮に、上から下から真横からとことん歯向かって切り落とせたとしたって、どうやって積むのよ、トラック荷台に。

 よくよく見れば、枝に埋もれてとか、下積みになって、そこそこの太さのものもある。まっ、切れるだけ切って貰えるだけ貰って行こう。が、そこそこははほんと、そこそこ。主体は径5~60センチくらいの大物だ。

 これ、切るか?半分に割っても持ち上げられない。それじゃ、3分割して60センチか。こういう持ち上げられないものって怖いんだよな、切り進むに従い、両側から重さが迫って来てブレードが挟まれちまうんだ。そんなことになったら大変だ。バールとか鋸とかの救出用具持ってきてないぜ。何度か危うく挟まれかけたが、どうにか難を逃れて最後まで切れ目を入れた。

 いかんいかん、こんなどでかい奴らをかまってたら、はか行かないぞ。枝取っ払って、そこそこものも切り出す。足場、悪ぅ!昨日の雨で濡れた小枝に足を滑らせ、中空を舞い、背中から叩きつけられた。やったか?背中に、ぐさり!背骨、ぼきっ!大丈夫。痛手は、あまりの無様さに傷ついた心だけ。これが年寄りってもんなんだ、バランス感覚がどんどん失われてる。気を付けなくっちゃ、ワイン工場の裏手、誰も気づかない場所だから。慎重に怪我せぬように。

 1時間たっぷり切り続けて、どうやら90センチもの2山分くらいはできた。と、お仲間、到来だぜ。若いあんちゃんだ。悪いなぁ、切りやすいとこ、かなり切っちまった。残りは、そっちの一塊、勘弁してもらおう。朝イチ出動、正解だったな。軽トラ2台分は刻めたぜ。まず、1台分トラックに積んで、残りは、さらにやって来る人に間違って持っていかれないように、一まとめに山積みした。

 積み過ぎ、スピード出し過ぎ、道路溝落ち込み注意、そろっとそろっと、家に戻って置き場に下ろし、舞い戻って2往復目。あらら、最初に切ったぶっとい奴ら残っちまった。うーん、どうする?もう昼だしぃ。あいつら荷台に上げるのはかなりの難問だぜ。でもなぁ、せっかく苦労して切ったんだ、も一度取りに戻ろう。

 1/3の分割じゃとても刃が立たない。さらに2分割して、今度は新兵器!アルミブリッジを持参してそれを斜めに立てかけてスロープを作り、押し上げよう。これでなんとかかんとか、すべてトラックに積んで、持ち帰れた。

 いやぁぁぁ、幸せな日だったなぁ。一番乗りでいいとこ取り、トラック2台手に入れて、さらに、大物3本すべて持ち帰れた。思わぬクリスマスプレゼント!ってところだぜ。

コメント
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