ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

一人河川清掃!

2017-06-30 09:13:24 | 暮らし

 7月第一日曜日朝は、高畠町全体河川清掃。うっかりしたぁぁ!マラソン大会の予定入れちまった。これまで1回だって出なかったことないのにぃぃぃ。朝一の列車で二本松に向かうから、どう、やり繰りしたって無理。そんじゃ、前日に一人でさせてもらおうって心構えしてたら、明日は終日雨って予報。そっか、雨の中一人草刈りてのはちっとなぁ、よしっ、今から終わらせちまえ!

 て、ことで一人河川清掃済ませて来た。きっかり1時間!時計を見ながら7時46分作業開始、8時46分終了。以前は1時間半とか2時間とか頑張ってやってたけど、高齢化の寄る波激しく、最近じゃ1時間弱。それも途中休憩付きって仕事になっている。出て来るのは年寄りばっか、それも女衆も増えて来て、女と言えども逞しく草刈り機を振るうものの、圧倒的な草、灌木の勢いにほとんどお手上げ状態が続いている。

 河川清掃たって、川の中は葦やら柳の木が生い茂りとても人力で立ち向かうのは不可能だ。土手の草を刈るので精いっぱいなのだが、この雑草が酷いことになっている。指より太い葦や背丈を超すヨモギの群生なんて、楽な方、葛やら野いばらやらマメ科の蔓性雑草やらが絡みつきまとわりつき、草刈り機を横に払うだけじゃとてもなぎ倒せない。回転する刃を斜めにして蔓を切りつつ払っていく。さらに、どんどん育っていく灌木。ここ数年で出た枝なら、草刈り機を振りかぶって幹から切り落とせるが、数年経ったものとなると、とても刃が立たない。仕方なくそこは迂回。

 腰を使って、機械の先端をぶん回しつつ刈っていく。そう、ゴルフとか野球のバットスィングの要領ね。それも一回一回フルスィング!田の畔なんかと違って、株元からかっさらうなんてできない。地を這う雑草が絡まって刃が止まってしまう。30cmくらいの刈り残しを踏みつけて一歩ずつ進んで行くんだから、危なっかしい。川に落ちないよう、最善の注意が必要だ。

 たった1時間の作業なのに、体力の消耗はとてつもない。密林を切り開いていくような感じだ。この集落じゃ多分一番動ける僕にして、この有様なんだから、他の年寄りや女性たちにはとても続けられるものじゃない。年々足りなくなる人手、年々少なくなる作業時間。年々酷くなる雑草。年々生い茂る木々。川の中と同じように土手もほったらかしになるのはもう、時間の問題だろうな。そうやって、放置された河川、一度大雨が降れば、決壊、洪水、間違いなしだ。川が生い茂る雑草に覆われて行くように、ムラも自然の勢いの前にだんだんと埋もれて行くことになるんだろうか。

 

コメント
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