ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

越冬野菜で冬ごもり

2015-02-05 16:16:39 | 暮らし
 冬場の野菜どうしてる?買ってるよね、当然だ。なんだって手に入るから、スーパー行けば。面倒ないし。

 我が家の場合?そりゃ自給でしょ、農家だもの。まずはキャベツ。



 根っこを付けたまま収穫して、冬場お役ご免の軽トラの荷台で冬眠中。もちろん、畑の雪の下にもあるけど、これはいつになったら食べられことやら。続いて、にんじん、ジャガイモ。





 見ての通り、水漏れして使用不能となった木製風呂桶活用の保存室や発砲容器の中でじっくりお休み。ジャガイモは下の段ボール箱の中に優秀品がどっさり。とっても食べ切れそうもない。欲しい人、言っておくれ。にんじんは地元小学校の給食で使ってもらってるので、形の良いものはすべて子どもたち向けになる。これはかみさんが担当しているんだけど、昨年その和田小学校自給野菜組合が全国表彰だった。安い!ほんとうに安い価格でもう何十年も給食用野菜を提供してる、身内ながら、偉い!次はタマネギ。



 何故か紫タマネギの方が芽が出にくい。黄色のものは、もうどんどん芽が伸びて、肝心の球の部分は萎れ腐りつつある。成長抑制のリンゴ入れてみても、ダメ。それが自然なのかな。そして、定番の白菜は、新聞紙に包んで土間の一角に鎮座している。今年は3回もキムチを作って、なおまだゆとり有り。実に頼もしい野菜だ。



他に長ネギも軽トラ荷台の住人だったり、冷凍庫には菜っ葉の湯がいたものが小分けして入っていたりする。

 と、まあ、かなり豊富な冬野菜ラインナップだ。もちろん買う必要なんかない。この冬購入したものって言えば、キムチのためにセリ1把と、やたら手作り餃子が食べたくなってニラを2把、これがすべて。十分だもの、これほどの種類が手元にあれば。

 見かけは良くない。外側の葉っぱむしったり、泥落としたり、面倒はある。それ以前に冬前の冬越し準備も大変だ。でも、そんなの一時のことだから。スーパー行く、手間とガソリン考えたら、はるかにお得でエコライフ。何より安心で美味しい。これくらいの自給野菜がどれくらいの広さの畑でできるか?って言ったら、ほんと猫の額とは言わないが、庭の延長拡大くらいで十分可能なんだ。

 だからさ、田舎の良さってこういうことなんじゃない?都会じゃマンションのベランダでコンテナ使って野菜育ててるって言うじゃないの。笑ってやろうよ。で、できれば米も作ってさ、極力お金は使わない。アベノミクスには協力しない。恩恵があればそれはいただく、こういうしたたかな生き方でいかないと、地方創成なんか待ってたってらち空かないと思うよ。ともかく東京あのままにして、地方活性化ってそりゃ無理ってもんだから。

 こっちは知恵と地縁と地の利生かして勝手にやる。そこだね、勝機があるとすれば、おっと勝ち負けの問題じゃなかった。そうそう、年収150万円で暮らせますって豪語してる若い奴いるって本(脱グローバル論:講談社刊)で読んだ。イケダハヤト君、彼なんか自分の持ってるテクノロジーと交換で食べ物手を手に入れてるらしい。なんか、これまでの常識、お金無くっちゃ!なんて通用しない時代が始まろうとしてるのかもしれないぞ。

 さ、雪が解けたら、今年の作付け計画立てようじゃないか。

 


コメント
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