ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

キャストそろう!

2008-06-27 21:52:40 | 演劇

 よかった!やっと、キャストが全員出そろった。出てくれるのか危ぶんでいた東さんが、出ます!と言ってくれたんだ。 

 アマチュア劇団で、何が辛いかって、出演者がなかなか決まらないことくらい厳しいことはない。なんせ、みんな忙しいからね。今回はお休みとか、しばらく休憩とか、これで辞めますなんて言葉がぼろぼろ出てくる。それをなだめすかし、だまくらかし、泣きついて、なんとかかんとか、出演者を確保する。ほんと、胃の痛むような作業だ。

 今回みたいにキャスト17人なんてことやっちゃうと、これはもう、全員OKとるなんて不可能に近い。特に、今回はしばらく遠ざかっていたベテランの男優二人に当て書きしてしまったから、その人たちに断られたら、絶対絶命ってことだったんだ。

 中でも東さんだ。壮士芝居一座の女形って設定だから、これはもう、置賜の演劇人では彼しかいない。あの柔和な表情穏やかな物腰、下がった眉毛、いやいや、何よりもあの演技力!どう考えたって、東さんなんだ。って、いっくら力んでみたって、わからないか。分からない人は舞台見てください。納得!だから。

 彼の場合、大切な仕事と重なってしまって、今日まで返事がもらえなかったんだ。それが、先週、はっきりと承諾してもらった。これで、この芝居『雲雀 はばたきて』は成功したも同じだ、ってほど、僕は安心した。

 それと、彼らベテランが出てくれるのは、若手にとっても実にいい刺激になる。味がある、工夫ができる、真面目に取り組む、若手にはぜひぜひ見習ってほしいところがいっぱいある。だから、この芝居を機に、精一杯取り組むという基本に戻ってほしいと願っている。

 ともかく、これで面白くなった。18歳の若手から、ベテランの男優陣、そして、熟年層まで、菜の花座の持ち味、幅の広さが戻ってきた。さあさ、これは楽しみですよ。稽古もすでに勢いを増しつつある。おい、若いの!甘えてないでがんばれよ。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする