昨日は、自然菜園スクール【安曇野校】『自然菜園マスター&ベーシックコース』でした。
9~12月は、自然菜園マスターコースとベーシック合同で、共同しあいながら学び合います。
天気の良い日で、とても温かくよい秋晴れでした。
残すところあと2回。今回もいろいろ行いてんこ盛り盛りでした。
自然菜園は色々な先達者たちの教えの宝庫なので、今回、バージョンアップしたサツマイモ畝の再生法をご紹介させていただきました。
サツマイモのツルも今までの刈って敷いた草マルチもサツマイモ畝の底に敷き重ねて畝を作り直すことで、
毎年連作できる豊作サツマイモ専用畝になります。
自然菜園スクールの安曇野校では、師匠や先輩方の教えを実際に私が3~10年実践して、実証できたものを一番最初に公開する講座でもあります。
異常気象つづきで、今までの栽培方法では、不作や対処できない場合が増えてきましたので、バージョンアップした自然菜園を体感できます。
こうして各講座、セミナーで紹介し、生徒さんと共に学び合いながら練り上げられたものが、雑誌で紹介され、書籍化されてきたので、
エッセンス(根本)は変わりませんが、時と場合にに合わせて、色々なバージョンが生まれ世に出ていきます。
今回は、来年にむけて自分の使っていた実習菜園区の片付け(来年への準備)を各自行いました。
そして、毎回の恒例の各畑に指導に回らせていただきます。
今回は、秋の風物詩「焼き芋」をクン炭焼きと同時に行う方法をご紹介させていただきました。
途中ランチ休憩でした。
今回の菜園ランチには、温かい鴨汁が付き、大好評でした。
午後の最初に、ダイコンの自家採種(埋め戻し)を観ていただきました。
自家採種はとっても大切な営みなので、久々に、安曇野校でもダイコンの自家採種を再開しました。
品種は「源助大根」という加賀の在来ダイコンです。
午後は、前回みんなで脱穀した蕎麦のワラと畦草をつかった自然堆肥作りを行いました。
毎年この時期に自然堆肥づくりを生徒さんと一緒に行っております。
去年作った自然堆肥も1年熟成することで、完熟たい肥が今年も良くできました。
来年の春のスクールまでの土作りやクラツキに使います。
材料の種類、比率、水分量、発酵条件をレクチャーさせていただき、実際に、1輪車で計量しながら、みんなでたい肥作りを行いました。
200ℓの水を使い、堆肥の山ができました。きっと3~4日後には、45℃以上に発酵がはじまってくれることでしょう。
発酵を潤滑に行うために、ジュウタンや使い古した通気性のできたブルーシートで覆って完成です。
10日後くらいに1回目の切り返し予定で、2回目の切り返しは、次回のスクールでみんなで行う予定です。
実際に、学んだことを体感(実感)することで、頭での理解だけでなく、身体が覚えてくれ、一生に財産になります。
安曇野校では、オンライン受講生は、一連の内容を後日動画配信しており、実際に体験こそできなくても、
安曇野校で行ったれレクチャーを動画を通じて学ぶことができます。
安曇野になかなか通うことができない遠方の方に大好評で、コロナ対策ではじめたことですが、来年も継続していこうと思っております。
次回最終回は、近所の安曇野地球宿さんを貸し切っての1泊2日の忘年会スタイル
12月4日(土)共通 | AM:堆肥の切り返し、野沢菜収穫&洗い、蕎麦作り PM:1年の振り返り ※菜園ランチあり |
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12月5日(日)共通 | AM:餅つき(きな粉作り)、お飾り作り ※菜園ランチあり |
バージョンアップということですが、以前は畝立ての際にはできるだけ有機物を入れない事が肝心とおっしゃっていたと思うのですが(記憶違いならごめんなさい。)畝の中に埋め込む、埋め込まないの違いが大きな差になるという理解でよろしいでしょうか?また、後作にはオオムギを勧められていますが、畝立て後、直ぐに播種しても影響は出ないのでしょうか?
いつも見ていただきありがとうございます。
そうですね。有機物を畝に入れる際は、腐敗しないように、堆肥化し、しっかり発酵させてから入れたり、畝の中で発酵できるようによく耕したりして、工夫する必要があります。そのため、通常は、堆肥化していない残渣や草は、畝の上に敷きつめるのが無難ですし、畝に草マルチすることで、畝の乾燥や草を抑えてくれるので、旧バージョンはそちらをお勧めしてきました。
今回のニューバージョンは、コツがあるので、まだスクール限定の内容なので、改めてどこかで発表しようと思っておりますが、今までの有機物のもどし方とは全く違う、サツマイモ連作自然農法バージョンです。
ポイントは、
1)サツマイモのツルや草マルチ有機物をしっかり枯らしてから使う。
2)土と混ぜない。層にする。
です。
こうすることで、腐敗せず、獣害もなく、土に空気の層を作り、サツマイモツルがゆっくり自然に土に還ることで、サツマイモが年々、豊作になります。
ご質問にお答えすると、
ヘタに有機物を畝に入れると、腐敗したり、獣害、病虫害になりやすく、注意が要ります。
上手に土に戻すことができれば、作土層を広げ、腐植を増やし、団粒化を促進することもできます。
大麦も有機物が鋤き込まれて場合は、すぐに蒔くことができませんが、今回のニューバージョンは、例外で、有機物と土が層になっているので、直接すぐに蒔くことができます。
まだまだニューバージョンは、改良の余地を残しているので、いずれ機会があれば発表したいと思っております。
スクールでは、私が実際に3~10年実験を行って再現性が納得したものをお披露目し、最新のお世話の仕方や栽培法を紹介しております。その後、生徒さんと一緒に改良し確立した際に、雑誌や書籍化するので、今しばらくお待ちください。
いつも見ていただきありがとうございます。
そうですね。有機物を畝に入れる際は、腐敗しないように、堆肥化し、しっかり発酵させてから入れたり、畝の中で発酵できるようによく耕したりして、工夫する必要があります。そのため、通常は、堆肥化していない残渣や草は、畝の上に敷きつめるのが無難ですし、畝に草マルチすることで、畝の乾燥や草を抑えてくれるので、旧バージョンはそちらをお勧めしてきました。
今回のニューバージョンは、コツがあるので、まだスクール限定の内容なので、改めてどこかで発表しようと思っておりますが、今までの有機物のもどし方とは全く違う、サツマイモ連作自然農法バージョンです。
ポイントは、
1)サツマイモのツルや草マルチ有機物をしっかり枯らしてから使う。
2)土と混ぜない。層にする。
です。
こうすることで、腐敗せず、獣害もなく、土に空気の層を作り、サツマイモツルがゆっくり自然に土に還ることで、サツマイモが年々、豊作になります。
ご質問にお答えすると、
ヘタに有機物を畝に入れると、腐敗したり、獣害、病虫害になりやすく、注意が要ります。
上手に土に戻すことができれば、作土層を広げ、腐植を増やし、団粒化を促進することもできます。
大麦も有機物が鋤き込まれて場合は、すぐに蒔くことができませんが、今回のニューバージョンは、例外で、有機物と土が層になっているので、直接すぐに蒔くことができます。
まだまだニューバージョンは、改良の余地を残しているので、いずれ機会があれば発表したいと思っております。
スクールでは、私が実際に3~10年実験を行って再現性が納得したものをお披露目し、最新のお世話の仕方や栽培法を紹介しております。その後、生徒さんと一緒に改良し確立した際に、雑誌や書籍化するので、今しばらくお待ちください。
層にして鋤き混まないことがポイントなのですね。畝が肥沃になっていくことはいいことだなぁと思う反面、サツマイモは痩せた土地に向くのでは?と矛盾を感じています。不耕起栽培に切り替え、4年。サツマイモ連作も年々良くなってきました。全てを新バージョンに切り替えるのは抵抗があるのでまずは一畝試してみようと思います。
ありがとうございました。
そうでね。何事も試してみるのが大切です。是非比較してみてお返事ください。
ちなみに、サツマイモは、肥沃なチッソ養分が多い畑では、ツルボケしてしまったり、芋が肥大しすぎて美味しくなりません。
かといって痩せた土にただ植えても、美味しい芋になりません。
サツマイモが喜ぶ環境で、連作することによって、どんどん形が揃い美味しい御薯が育つようになります。
サツマイモが喜ぶ環境というのに、チッソを抑えて、空気の層をつくり、自然にツルが土に還っていく今回のニューバージョンは最適です。
ただ、ブログ題と関係無いところにまでエッセンスが散りばめられていて探し出すのに難を感じます。竹内さんに農閑期などあろうとは思いませんが、お時間があればコメント欄の見出しやカテゴリ分けなどがあったらいいなぁと思います。
来春の新刊楽しみにしています。ありがとうございました。
どういたしまして(笑)コメント欄の見出しは機能的に過去の編集できないことと、
整理整頓は一番苦手なので、どうにもなりません(笑)。
右上の「このブログから検索」ボタンでうまく検索して見つけてみてください。
今年の農閑期は、2冊。そしてスクール準備などあるので、なかなかです。
ブログも20年近く続けているのでそろそろ写真がいっぱいなので、その際に、新たに始める際にカテゴリーなど検索できるようにしたいなーと思っております。
これからもよろしくお願いします。