無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

神奈川(辻堂)・東京(有楽町)の2日間の『自然菜園で自給自足』講演会

2017-02-28 12:14:43 | 自然菜園スクール
本日、

5日ぶりの久々の自宅での朝です。
今回、神奈川と東京で講演会をさせていただく機会をいただきました。
上京にともない、出版社さんとの東京の打ち合わせも入ったため、今回は3泊4日の長期出張となりました。

これから自然菜園スクール、自給自足Lifeスクールが開校し、育苗期間に入ると外出できないので、長野が春になる前の大仕事でした。




講演会に先立ち、前日入り(鎌倉)で打ち合わせ、

宿泊先は、ゲストハウス「亀時間」さん、安曇野地球宿のオーナーの望さんという共通の友人がいることもわかり、2日間ゆったり準備できました。

初日は、午後からの講演会でしたので、長野県にはない海を散歩しながら、海の近くの家庭菜園について思索しておりました。


ランチも近くの香菜軒さんで、カレーをいただきましたが、

お子さんの同級生がお世話になった安曇野のシャロムヒュッテのオーナーの臼井さんのお子さんと同じ学校だったそうです。
宿も食事も鎌倉にいるのに、安曇野のご縁が深い方々でびっくりしました。




初日は、神奈川県の辻堂駅近くで行いました。
今回の開催は、山本さん(写真)という熱心なスクール生が企画してくれ、元スクール生や現スクール生たちがボランティアでお手伝いしていただき可能になったものでした。


地元の個々のネットワークを越えたより大きな出会いができるように、会場には神奈川近郊のレストランや自然食品店、農家さんのチラシも並んでおりました。




総合タイトル
「自然菜園で自給自足」で、

初日の辻堂サブタイトル
1部「自然農法から学ぶ 無農薬で、野菜を育てるコツ」
2部「持続可能な自給菜園のつくり方」

ということで、参加者80名の90%が家庭菜園を行っていることもあり、自然農法20年、家庭菜園教室10年の経験から、実際にスクール生で多い失敗例、質問などを中心に講演させていただきました。







慣れないサイン会などを通じて、自然農法20年、家庭菜園教室10年が凝縮した冊子『自然菜園ハンドブック』を直接お渡しできました。







二日目は、東京のど真ん中有楽町の帝劇(地下)で、遠くは仙台から70名もの参加者が集まってくれました。

地上では、東京国際マラソンが行われる非常線がひかれ交通規制がある中での開催でした。




2日目の東京サブタイトル 
1部「自然菜園で自給自足ライフ」60分
⇒前日のダイジェスト版+α(自己紹介、自然菜園、長野での暮らし、ライフスクールの様子)
休憩15分
2部「美味しい野菜の育て方、収穫の仕方、選び方、そして食べ方(試食あり)」45分
⇒堆肥のお話、野菜の話、卵の話、大豆の話、そして実際に食べ比べてみる
質疑応答30分

でした。

実際に、ホウレンソウ3種類の食べ比べ、堆肥の腐敗実験を五感を使って体験してもらうことができたかと思います。

主催者の試食準備や当日のボランティアスタッフのお蔭さまで、限られて時間内で多くのことが伝えられたと思います。感謝。




当日は、2日間短時間でしたが、質疑応答もできましたし、写真はないのですが、開催後の交流会で一緒にお食事などしながら直接お話し合いができました。


本当に短くて、長い2日間でしたが、今年度もスクールや雑誌、書籍などを通じて、
自然に野菜が育つ、家庭菜園、自給菜園研究やスクールなど活動を続ける勇気と元気と応援をいただきました。
ありがとうございます。


もし実際にご参加いただけた方で感想や菜園のご質問あれば、このブログサイトのコメント欄にお寄せいただけたらと思います。
今年度もよろしくお願いいたします。



2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。


自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。

菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~

「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」「自然菜園見学コース」「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。



ちなみに、2月からの城山公民館講座も2回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

来月は、いつもの第1水曜日に、
3/1(水)-菜園プラン② 菜園プランを強化する


4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~

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6 コメント

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お米の栽培について (Bei)
2017-03-03 21:47:04
初めて質問させていただきます。私は、昨年春より広島県の中山間地域に移住し、竹内さんの著書を参考にしながら少しずつ野菜づくりに挑戦しています。帰省の折に、今回の東京・神奈川での講演会に参加させていただきました。日頃より著書に大変お世話になっているのですが、初めて直接お話を聞くことができ、とても勉強になりました。ありがとうございました。

講演の中でお話しされたお米の栽培についてお聞きしたいことがあります。無農薬でお米を作る場合、1年目は大豆を栽培し、2年目にお米を育てると草が抑えられ、窒素も固定されて、お米が良く育つ環境になるとおっしゃていたと思います。

とても良い方法だと感じたのですが、どうして雑草が抑えられるのかがよくわからなかったので、その仕組みを詳しく教えていただけますか。

今年の春から約600㎡の土地でお米づくりに挑戦したいと考えています。元々は水田なのですが、数年間荒れ地になっており、毎年夏に草を刈ってそのまま放置されるという程度の管理がされていた土地です。昨年は、夏に草を刈り、秋に刈った草を運び出してトラクターで耕耘しました。できれば今年からお米の栽培をしたいのですが、草を抑えられるかが不安なため、大豆をまくというのも良いのかなと悩んでおります。
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-03-04 00:47:35
Beiさんへ

そうですね。
まだ化学的にはなぜかはわかりきっていなのですが、
ダイズを育ててから、田んぼに戻すと、草特にコナギが生えにくくなる傾向があります。

予想されることが3つあります。

1)水を張った田んぼだったところの草は、畑では生えません。

そのため、1年間畑にしていると、田んぼの草は抑えられ、畑の草が生えようとします。

けれど1年後に田んぼに戻して水を張ると、予想外なので、畑の草は生えず、田んぼの草も休眠が深くなっているため、発芽できるとは思わず、出遅れます。

2)ダイズやレンゲなどマメ科の植物を前作に生育させると、コナギという田んぼの草が抑制されるデータがあります。

3)田んぼを1年間、ダイズを栽培して土寄せすることで、田んぼが乾き、その上ダイズのチッソ固定や有機物の分解などが進み、翌年の土づくりになっており、草よりも稲が育ちやすい環境になっているため、稲が優先し、草を抑えてしまう流れがある。

などが考えられます。

Beiさんの場合、数年間耕作放棄地だったため、
2)と3)が該当が該当すると思われます。

数年間耕作放棄地ですと、多年草の草やその根で水持ちが悪くなっている上に、稲が育ちやすい環境になっていない可能性が高いものです。

実験で、半分は田んぼに、半分はダイズと、半分ずつ実際に分けてやってみてもいいと思います。

そうすれば、今年から田んぼもできますし、来年半分をダイズにすることで、その差が見れますし、初めての年に半分の面積で、行った方が、狭い田植え、除草、ダイズの土寄せなどきっちりできていいかと思います。

参考にしてみてください。
お返事ありがとうございます。 (Bei)
2017-03-06 15:44:48
竹内さん

早速お返事ありがとうございます。稲が育ちやすい環境を作ることが重要で、そのために大豆は適しているということですね。半分ずつ分けてやってみるというのは考えていなかったので、大変参考になりました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-03-06 18:44:56
Beiさんへ

そうですか、お役に立てて良かったです。

私は、よく2つに分けて、
1)実際に比べてみたり→作物に聴く
2)半分にするとまんべんなくお世話できたり
実験しながら栽培しております。

田んぼは、講演会でもお伝えしたように、小さい方が自給向きだと思っております。

またやってみて疑問点が出たら、ご質問ください。
自費出版のご著書購入法 (菜園ビギナー)
2017-03-14 18:09:22
竹内さん、いつもご丁寧な解説と共に
ご活動内容アップして下さり有難うございます。
拝見していてこちらもわくわくします。

さて、自費出版ご著書についてですが、
メール等で注文可能なのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-03-14 18:47:29
菜園ビギナーさんへ

こちらこそ、役立てていただきありがとうございます。

現在『自然菜園ハンドブック』の発送方法や費用、原価計算などスクール開校の中、多忙を極め、準備が遅れており、まだ販売できる準備(手渡しの直販以外)ができておりません。

準備でき次第、このブログとホームページからお知らせいたします。

発売は3月下旬から4月上旬を予定しております。
今しばらくお待ちください。

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