無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、自給自足Life。~持続可能で豊かで自然な暮らしの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

大地の再生&自然菜園コラボ講座8月(2日目:元水田を緑肥作物で畑化、苗代づくり、有機物マルチ)

2018-08-15 08:21:37 | 出張菜園教室

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


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プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、のち




昨日は、合計1時間に4~5mmのゲリラ豪雨&夕立がありました。 

35日間雨が全くなく、その後、1mmあるかないかが2日。昨日はしっかり濡れ染み込むほどに雨が来てくれました。

雨が降っても降らなくてもよい野良仕事してあったので、雨水は、横に流れることなく、深く深く染み込んでくれたようです。本当にありがたい限りです。これで草が伸び、野菜も育ちます。




矢野さんとの朝の開墾を終え、9時半からは、2日目は自然菜園講座。

大地の再生でもよく出てくる「団粒構造」。実際はどんなもので、どのような構造がどんな役に立っていて、どのように発達し、その団粒構造を発達させるためにはどうしたらいいのか、そんなかゆい所に手が届くような座学を行いました。

実際に、団粒構造のイメージを共有し、団粒構造が発達した土はどんな効果があるのか見てもらい、
自然菜園ならではの自然耕(緑肥作物による耕運)のメカニズムを学んでいただきました。


一日経った前日みんなで風の草刈りをした田んぼは、草がなくなっただけでなく、イネも一段と元気になっておりました。


ここは、元田んぼを矢野さんたちが1日で重機を使い水脈を調え、畝立てした畑です。

現在、多忙を極める大地の再生の活動で十分に野菜を育てる時間がとれない点と、風の草刈りなどの管理で、表層10~15㎝はとても柔らかくなってきているのですが、
スコップ(大)で土を掘ると30㎝以下がとても硬くしまっているので、

座学でも行った


緑肥作物「セスバニア」

1.5m以上に育つ「セスバニア」は根も1m以上に育ち、レンゲのチッソ4倍固定しながら、硬盤層を破壊してくれます。


「クロタラリア」「ソルゴー」などに自然耕してもらっております。


半分の農地は、そのまま畝の上は、風の草刈りのみで管理し、通路のみソルゴーといった感じで、「セスバニア」を導入した区画とそうでない場所に分けて対照実験的に管理しております。

元田んぼは、やはり水がたまりやすいようになっているので、
野菜を育てるのであれば、水脈整備と畝立てと共に、硬盤層の破壊が何より早道です。

今回は、大地の再生目線でいえば、緑肥作物たちによって無数の深い点穴を掘ってもらいながら、根の共生菌たちによって野菜が育つ大地にネットワークを張ってもらいます。



元田んぼだったので、一部苗代にしていたところも、手が行きとどかず、背丈を越える草に覆われておりました。

見方を変えるとそれほどに草が大きく慣れる位大地が呼吸をし始めたともいえますが、生えている草がまだまだ耕作放棄地の延長だったので、今回は、刈って来年の苗代になってもらうべく野良仕事を行いました。




具体的には、草を地際で刈って、草をいったんどけてから、残った根と土を管理機で米ぬかを撒いてから耕し、整地し、軽く鎮圧した後、

刈った草を元の場所に敷きつめ、草マルチし、その上から米ぬかをパラパラ補いました。

ただ草を刈っただけでは、また耕作放棄地の草が復活するので、草が復活できず、土に自然に還るような野良仕事を心がけ、
今年の秋に、もう一度、クン炭、米ヌカ、稲ワラで、来年の苗代に仕上げる前段階を整えました(整備しました)。

この時期は、矢野さんがいうように、有機物が分解しやすく、ガスが抜けやすい時期なので、自然耕でも含め、大胆に耕すことができます。

草の種類と草の勢い、そして時期に合わせて野良仕事ができるとどんどん良くなります。


最後に初日に予定していた、有機物チップを農道に散布することで、砂利やコンクリートで硬く締まった農道が、粉砕した木のチップによって覆われ、
多少の雨風によって雨水が走ったり、乾いて砂ほこりが出たりしないように、施工しました。

大地の再生の農地整備の基本は、農道の整備にこそあります。
農道はまず、整備されず、たまに伸びすぎた草を刈る程度なのが、全国共通した現状かと思います。

矢野さんの大地の再生では、農地以上に、農道から始まり、農道に終わる位農道の整備に重点をおいております。

それは、農道や水路など共通に使う場所こそ、農地を囲む外堀であり、その外堀の風通し、水脈整備こそが、農道に多大に影響をもたらしているからです。
一見関係なさそうな農道など外環境こそが、内環境(農地)を決定づけるといえる取り組みです。

実際に、昔の結いの作業では、農地に入る前に、集落のみんなで結いの活動で、まず農道や水路(水脈)整備からはじめ、その後各自の農地を耕作したものです。

大地の再生とのコラボ講座は、里山の整備や耕作放棄地の開墾、そして農地の野良仕事という内外の水脈と空気の流れを人脈(結い)でつなぐことを学び体験する講座だと思います。

私自身、農地が専門だっただけに、矢野さんから大地の視点と大地の再生法により大きく開眼し、学びを深めさせていただいております。

2日目は、1日目の矢野さんとのコラボからインスパイアされて生まれる自然菜園を一緒に体験してもらっております。

次回は、9~10月はコラボ講座はお休みで、どうも11月12月の第二土日当りになりそうです。

3カ月後にまた、上野原で皆様とお会いできること楽しみにしております~。



◆◇◆お知らせ◆◇◆


3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

次回は、9/13(木)『はざがけ、脱穀から秋起こし』です。

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定
です。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
9/5(水)夏野菜の自家採種、冬野菜の種まき・定植のコツ「カブとミズナ」


お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
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4 コメント

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チガヤがすごい、畑の対応 (しょうちゃん)
2018-08-16 08:55:39
竹内さんこんにちは!
セスバニア興味あります! 手が回らない元田んぼがあるのですが、チガヤに占領されつつあります(^_^;) 一度刈って米ぬか入れて耕して、セスバニア、ソルゴーなどの緑肥を蒔いて行けば、チガヤはステージが変わって消えないでしょうかー?
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2018-08-16 19:02:59
しょうちゃんへ

ご無沙汰しております。

そうですね。2つうまくいかない理由があります。
1)チガヤなど多年草の草は、根がその場に廻っており、ただ耕して種を播いても一年草の植物(セスバニア、野菜など)は太刀打ちできません。

2)また、米ぬかを撒いて耕すと、発酵し、夏場2週間(冬場1カ月)位は発芽・発根障害でセスバニアが負けず、セズバニアは夏野菜同様、遅霜がなくなったら播いて、つまり5月末~6月上旬に蒔いて、霜が降りる1ヶ月前までよく生育します。つまり、今年には間に合わないでしょう。

3)夏の時期であれば、矢野さん言葉を借りれば「有機物が発酵しやすい時期」なので発酵させて、根から枯らし、土に還ってもらいましょう。

米ぬかと油かす(もしくは鶏糞)を「ガト―ショコラ(畑)にシュガーパウダー(米ぬかなど)のよう」に畑全面に撒いて、チガヤごと鋤き込みます。

7~10日おきに、2回目からは米ぬかのみを撒いては鋤き込むを繰り返し、3回8~9月に20~30㎝耕すと、さすがにチガヤも根が発酵で発根障害になり、発酵熱で分解が進み、最初硬かった土もどんどんや柔らかくなります。

その後、10~11月位の適期に晩生ライムギを種まきしてみてください。冬の間、チガヤの根が越冬して春に復活できないように、冬の間ライムギの根で(1~2m)耕してもらいます。

①もし翌年にライムギが1.5mを越していたら、元田んぼはチガヤから解放され、ライムギによって耕され菜園化されていると思います。

②もしチガヤがライムギを蒔くまでに、土に還っていない場合(チガヤをうまく発酵できなかった場合)はまた、ご質問ください。ライムギを蒔かずに春までにチガヤを完全に殺すやり方をお伝えできればと思います。

③もし、ライムギが1m以下で細くか細い場合は、水はけが悪く、痩せ地なので菜園化しているとは言えないので、改めてライムギのあと、5月末~6月上旬にセスバニア、クロタラリア、そして+α(イネ科)を蒔き育て、彼らの根によって、菜園化を進めます。

参考ブログ
https://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/98622cd2b13edabca614f64874de22fc
ありがとうございます! (しょうちゃん)
2018-08-16 21:39:40
詳しい説明ありがとうございます!
やってみたいと思います!

ちなみに米ぬか、油粕を蒔くチガヤ畑(^_^;)は
草を刈って、刈った草は一度避けて(又は燃やして)すき込んだ方が良いですよね?
ご質問ありがとうございます。2 (竹内孝功)
2018-08-17 08:54:19
しょうちゃんへ

そうですね。
それはチガヤの背丈の状態と耕す機械次第ですね。

1)手押しのミニトラクターであれば、背が高ければ、刈ってから持ち出して、残った根を米ぬかなどと一緒に鋤き込みます。

2)背が高くない場合は、ナイロンコードなど草払い機で、細かくして、葉と根を一緒に鋤き込みます。

3)乗用トラクターの場合、ヘタに刈ると、ロータリーに絡まってしまうので、葉を裁断できないのであれば、そのまま浅く鋤き込み、何回も鋤き込んでいるうちに、分解されていきます。

チガヤが再生し始めたところを耕す感じで、7~10日おきに耕すと、さすがのチガヤも凹みます。

4)背が高い場合、この時期の風の草刈りをして、チガヤを大人しくしておいてから鋤き込むのはよりよいと思います。

いずれにせよ、8~9月の平均気温20℃以上の時に、発酵させながら、鋤き込むことで、今まで根に貯めていた養分を開放しながら土に還っていきます。

ただ1~2回鋤き込むだけだと、根を裁断し、移植するようなもので、かってチガヤが若返って勢いを増すので、チガヤの根の張っている層を発酵させながら壊すイメージで、土の中にたっぷり空気を入れながら耕すと、グライ層のよう一気に開放されます。

チガヤは、生きたグライ層のようなものです。空気を入れて上手に開放されると一気にステージがアップしますよ。

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