無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、自給自足Life。~持続可能で豊かで自然な暮らしの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール「自然育苗タネ採りコース」後半(育苗土の再発酵&温床で種まき準備、タマネギ育苗)

2018-09-21 04:23:41 | 自然菜園スクール

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日の予報、
昨日は、午前中には雨が降ってきたので、本降りになる前に、できるだけのことをしたく、カッパを着て、田んぼの周囲の稲刈り、遠方の田んぼのはざがけの防水など野良仕事をしました。

「人事を尽くして天命を待つ」のが、基本的な自分のスタイルなので、やれることをやっておき、本降りになったら、どこまで降ってもよい状態にしておきたかったです。
何とか最低限の野良仕事ができたので、早めに身体を休ませたら、4時起床(笑)

早朝は貴重な静かな一人の時間なので、ブログの更新や溜った原稿など一気にできていい時間になっております。



前回につづきに、自然菜園スクール「自然育苗タネ採りコース」前半(自家採種種洗い&発芽試験)のあと、後半(育苗土の再発酵&温床で種まき準備)を行いました。




ガーデンバケットを使用した通称「ミニマム温床」を今年は忙しくて、温床として使用した後、たまに水をあげる位で放置してしまいました。

今回、育苗コースで、遅まきながらその温床を再発酵すべく、ひっくり返すと、上半分はほぼ腐葉土となっており、下半分がまだ未熟で、酸欠で発酵が止まった(乳酸発酵)状態でした。




米ぬかを全体の10%位加え、刈ったばかりの生草と重ねて行きます。

そして富士山型に積み上げ、♯1100の薄地ブルーシートで包み、再発酵です。

翌日、45℃を越えてくれたので、再発酵がうまくいったようです。

40℃以下にならないように、切り返して腐葉土たっぷりの育苗土にしていこうと思います。




今年の温床は30㎝位はほぼ分解が終え、今度は、来年の冷床に移行するまでにさらに、分解を進めるたいので、ホウレンソウとネギ類を育てる予定です。

うちの温床は、夏:温床→ホウレンソウ&ネギ⇒翌年夏:冷床→ネギ⇒春:育苗土
とネギとミミズと太陽の力を借りて、育苗土にまで持ち出さずに発酵、分解を進めます。






クン炭、焼き土(山土)を重ね、整地後、木酢液入りの水をかけたら、あとはホウレンソウ&ネギ苗を種まき、植え付けです。

秋深まる中、ハウス内ので、時期をずれしてホウレンソウとネギを育てながら、根の力と微生物、ミミズの働きで、分解を進めます。




一方ハウスの中では、越冬野菜の育苗中で、タマネギの育苗もセルトレーで行っております。

草に弱く、移動やお世話が大変なタマネギ苗を家庭菜園でも手軽に、できるように工夫をしております。

例えば、










限られたスペースしかないセルトレーで、セルトレーごと鉢上げする方法もその一つです。

タマネギ苗は、新鮮×適期定植×3~5mmの適正苗の三拍子が揃わないと、なかなか越冬や玉の肥大がままなりません。

そこで、セルトレーなどにすれば、畑に土つきのまま移動できますし、苗のサイズを調整しやすく、根が気ずつきにくいので、無化学肥料でも根の再生が早いため、寒い時期に、植え遅れても活着しやすく重宝します。

タマネギの生理に合わせると、産地以外でのタマネギ栽培は、無農薬・無化学肥料ではなかなか難しいものがあります。

やり方は不自然でも、少しでもタマネギ本来の力を引き出し、タマネギの矛盾する自然感を両立できたらと思っております。

タマネギこそ、苗8分作なので、締まった美味しいタマネギに育つように、底力を引き出したいものです。



次回は、10/11(木)『堆肥づくり、田んぼの土づくり』
田んぼで生産される稲ワラ、米ぬか、モミガラ、畦草などを利用した自然堆肥づくり、ボカシづくりなど田んぼで草が生えず、稲が育つ土づくりを学びます。
田んぼの土の改良や田んぼの1年間の総合的な土づくりや堆肥づくりのゴールデンルールをご紹介します。

3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)


◆◇◆お知らせ◆◇◆

2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
10/3(水)秋の土づくり(堆肥や緑肥作物の導入法)、越冬野菜の定植・種まき。 比べて納得野菜講座「ネギとタマネギ」
11/7(水)冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、冬の米ぬか利用法、野菜の収穫・越冬保存のポイント・越冬野菜の越冬のコツ。比べて納得野菜講座「シュンギクとホウレンソウ」
12/5(水)2017年の菜園の反省を来年に活かす。比べて納得野菜講座「エンドウとソラマメ」
お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。


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秋起こしについて (田多井)
2018-09-23 23:42:22
千曲市のセミナーではお世話になりありがとうございます。
早速ですがご質問があります。
22日23日にお天気などの兼ね合いで、①今年から無化肥の田んぼ②去年大豆で今年から無化肥の田んぼの稲刈りを急遽稲刈りをしました。
かなりのぬかるみで、バインダーは立ち往生し、終わった後は部分的には田植え前のようでした。
どちらの田んぼもホタルイとコナギがひどく、バインダーに詰まっったり、終わったときにはバインダーが白と黒の芥子粒のような種でいっぱいでした。
②の田んぼには一か八か米ぬかを撒きました。
このような状況で秋お越しはするべきか否か、とても迷っております。

稲刈りの時期でお忙しいと思いますが、お時間あるときにアドバイスをお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2018-09-24 07:39:09
田多井さんへ

そうでしたか。お疲れ様でした。うちも草こそなかったですが、ぬかるんで稲刈りも場所もあったのですが、今後の天候と対策を考えた上で、あえて稲刈りしました。

1)原則は、今年は、「秋起こし」するために、稲刈りしない方が乾きそうなら、葉っぱが3枚ある元気な稲なら、天気でどんどん吸い上げ蒸散するので、稲刈りを見送り、とことん乾かします。

というのも、乾いていない田んぼは、稲がなくなると、吸い上げ蒸散がないの、これからの時期、日照時間が短く寒くなるので乾きにくくなるからです。

今年それができなかった場合、しっかり来年どうすればよかったか今考えて実際に動くのが一番早いです。
①排水と止水がスムーズにできるように、明渠を掘ったり、塩ビパイプや排水口を2つにするなど、乾きやすく、排水しやすい田んぼに秋から冬にかけて改善。
①来年中干しの際、溝を切っておき、排水(給水)がスムーズになるようにする。
②中干し後、強めの間断灌水を徹底する
③出穂30日後から稲刈りまでに乾くように水管理する。(溝を掘り直す)

2)「秋起こし」する=田植えまでにワラの分解を終えておくことが無農薬栽培のコツということは千曲市のセミナーで行いました。

現状の場合(稲刈りでぬかるんでしまった場合)、どのようにすれば、田植えまでにワラが分解するのか考えます。

例えば、
①ぬかるんでいて、乾かしたいなら⇒来年は、米ぬかをすぐに撒かず、ある程度乾燥してから撒く。
②草などの分解を早めたいなら⇒米ぬかを撒いて、さらに、春起こしでも分解を早めるため⇒米ぬかではなくボカシを春起こしで使いたいので、今からボカシを仕込んで発酵を進めておく。
③ワラは、今年生ワラで鋤き込むのを止める⇒ワラは堆肥化する。
④これから極力乾くように、排水の工夫をする。(溝を掘り、排水溝につなげ、雨水が溜らないようにする)
⑤まだ陽気がいい内に、一層耕して平らにして乾きやすくする。※トラクターを沈めないように
⑥畦シートなどをはずし、畦から排水できるように工夫する。
⑦乾いたときに、水がたまりやすいところを思い出して、高いところの土を客土し、全体を水平にする。

と長々かきましたが、
田んぼを観ていないので、(今度写真を講座に持ってきてください)何とも言えないですが、
3)現状の問題は、草と水と稲の3点あるので、草を減らし生えにくくし、稲が良く育つように、水管理できるように3つの問題を同時に解決していくことが肝要かと思います。

①ワラが田植えまでに分解していないので、草が生えやすく、種を残している。⇒生ワラは鋤き込まない。⇒そうすると、コナギも発芽しにくくなり、ガスが湧かないので稲の根も発根障害でにくい。

②「ホタルイとコナギが、ひどく」とあるので、ホタルイのタネはワラにくっつき移動するので、ワラは戻さない。また、ホタルイとコナギが発芽するのは、水管理が稲好みではなく、水がなくなり入れる必要がある高いところがあり、水平でない(漏水しやすい)可能性が高いので、水平にし、漏水しない畦管理が必要だと思います。

③雪深くなければ、春までになるべく乾かして、乾いているときを狙って、秋は米ぬか、春はボカシを撒いてしっかり耕して、切り株やこれから出るだろうハ―ベスタの切りワラ(できるだけ持ち出し)を分解させてみてください。

4)個人的には、好みや趣向はあるかと思いますが、上(地上部)と下(地下)をどちらか安定させてから行った方が無難だと思いました。

草もすごく、水管理も、そして減農薬と無農薬の両立であれば、

まずは草管理の手間をなくして、今生えている草の子孫を絶やしてからの方が、無難なので、減農薬を採りいれるのであれば、

①まずは、水平で、漏水しない田んぼを目指し、畦シート(畦塗り)や代かきや秋春起こしで、稲が良く育ち、水管理ができる田んぼにし直すのが減農薬であれ、無農薬でも一番大切。

②地上部は無農薬(クモを殺さない)で、数年は除草剤で、現状の草が生えない子孫を残さない(子孫は数~10年位)で、草の全体量を減らしてみる。(心配なら農薬の代わりに300~1000倍に希釈した食酢を農薬を撒く時期だけに散布するのもありです。)

③その上で、除草剤で草を抑えた後、ボカシで、追肥や抑草をし、田んぼの生き物のエサをあげる感じで、化学肥料に頼らない

⇒無農薬・無化学肥料・除草剤1回で、草が大人しくなった所から、完全無農薬・無化学肥料・チェーン除草にするのは、大きな田んぼで、周囲が慣行の場合お薦めだと思いました。
ありがとうございました (田多井)
2018-09-25 10:54:12
おはようございます。

昨日は早速にお返事をいただきありがとうございました。
稲刈りでお忙しいところ、まさかの迅速な対応に驚愕しております。

とても細かいアドバイスに感謝です。
基本が理解できていないので何回も読み返させていただき、やっとなんとなく理解できてきました。

勝手な思い込みで「秋起こし」の目的は雑草の種が凍って死滅させることだと思っており、何としても秋起こしを、と思いましたが、きちんと3年後を見据えて、理論的に考えて対応したいと思います。
また、何が何でも除草剤を撒かない、のではなく、臨機応変に使い、将来の無農薬を目指して草を抑えていくという発想もとても勉強になりました。
溝切も教えていただいてやってみましたが、まだまだ足りないようですので、排水口を増やすのも視野に冬場にメンテナンスしてみたいと思います。

さらに、田んぼの写真も見ていただけるとのこと。
次回、持参させていただきますのでアドバイスをよろしくお願いいたしします。

本当にいつもお忙しいところ丁寧なお返事をありがとございます。
お返事プリントさせていただき、指南書にします。

それでは、お忙しいと思いますが今後ともご指導よろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2018-09-26 08:21:06
田多井さんへ

そうですか、お役に立ったのならよかったです。

菜園プランコンサル(現在は元生徒さんのみ)の場合は、より突っ込んで、現状(土壌分析&視察)と3年後を見据えて、プランを立てて、栽培と土づくりをセットで一緒に考えて行きます。

まずは、農薬、無農薬関係なく、稲が喜ぶこと、
①水平化と
②畦強化
③排水(給水)
などを整えて行くことが大切だと思います。

その上で、どんどん自分好みに切り替えられる道筋(ステップアップ)があるといいですね。

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