無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

稲の脱穀(足ふみ脱穀機&唐箕、ハ―ベスター)、調整

2018-10-02 09:21:18 | 自然菜園スクール

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、
台風去って、昨日から晴天続きです。






台風大丈夫でしたか?

先週末は、自然稲作発酵コースでした。

何とか当日までに、防水処理(ビニールシート)で来週末の脱穀に乾くように、間に合いました。
バケツに15㎝位溜るほど降りましたが、風は風速5m程度で山に囲まれた長野県は台風の被害が少なく助かりました。

田んぼに降った雨も、意外とすんなり排水され、今日明日の晴天である程度乾いてくれそうなので、今までの土づくりが功を奏しているようです。

稲刈り前後に播いた不耕起区のレンゲたちも発芽してくれてました。













ハウスの中に別に干しておいた種モミ(自家採種)を足ふみ脱穀機で脱穀でき、フルイでふるい唐箕で風選しました。

種モミは混ざらないように、足ふみ脱穀機で別に脱穀しております。

雨の日の脱穀なので湿気ているので、昨日から今日明日3日間で15%まで広げて乾燥調整する予定です。


つづいて、講座用に雨が降る前に取り込んでおいた稲を機械(ハーベスター)で脱穀します。






機械は苦手でしたが、この10年で、随分進化し、クリーニング&オイル射しなどメンテナンス位は自分でできるようになりました。


外は雨だったので、ハウス内で、ハ―ベスターの調整方法と使用方法を説明し、実演、練習してもらいました。


脱穀し終わったワラは、ワラカッターで粉砕し、堆肥などに使える状態にします。

ワラカッターも危ない機械ですが、使い方を知ってもらい、ワラでガスを湧いて稲の根の生育が悪くならないように、田んぼに循環させる方法などもご指導させていただきました。


また、種とお米の保存庫も見ていただき、お米の保存方法の工夫や大敵であるネズミ対策や湿度管理方法も勉強してもらいました。

お米が自給できると、何より美味しい安心安全なお米が毎日食べられるので、
気持ちがとても安心します。

自然稲作発酵コースでは、お米の栽培全般(育苗~栽培~自家採種)と、調整・保存に加えて、
醤油、味噌、そして堆肥づくりなど発酵も10月以降から始まります。

自給用の稲作は、他の栽培(野菜&果樹)やお勤めと同時進行なので、できるだけ、手間をかけすぎないように、タイミングよく、楽しくやるのがお奨めです。
このコースでは、そのやり方をお伝えできればと思っております。


おまけ



講座の翌日、友人たちと一緒に山葡萄の収穫をしました。
今年は3年目の収穫でしたが、夏の干ばつと秋の長雨にもかかわらず、大豊作です。

山葡萄は、無農薬栽培向きですし、糖度も高いですが、酸もしっかりしているので、けものの害が生食用よりもかなり低いです。

今後は、無農薬の家庭果樹もお伝えできればと、勉強中です。



千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に開校中~
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』
次回は、10/11(木)『堆肥づくり、田んぼの土づくり』
田んぼで生産される稲ワラ、米ぬか、モミガラ、畦草などを利用した自然堆肥づくり、ボカシづくりなど田んぼで草が生えず、稲が育つ土づくりを学びます。
田んぼの土の改良や田んぼの1年間の総合的な土づくりや堆肥づくりのゴールデンルールをご紹介します。

「草を抑え、美味しいて、稲を育てる田んぼの土づくり」です。



場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)


◆◇◆お知らせ◆◇◆

2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
10/3(水)秋の土づくり(堆肥や緑肥作物の導入法)、越冬野菜の定植・種まき。 比べて納得野菜講座「ネギとタマネギ」
11/7(水)冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、冬の米ぬか利用法、野菜の収穫・越冬保存のポイント・越冬野菜の越冬のコツ。比べて納得野菜講座「シュンギクとホウレンソウ」
12/5(水)2017年の菜園の反省を来年に活かす。比べて納得野菜講座「エンドウとソラマメ」
お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (村田)
2018-10-02 11:30:55
竹内さん ご無沙汰しております。
台風すごかったですね。
当方のイネは倒伏せずに無事でした。
そちらの講座でバインダーの体験をしたかったのですが、今回は叶いませんでした。
機会を見てまた突然、単発参加でお邪魔させていただこうかと考えております。
稲作も毎年やればやるほどいろいろ学べますが、大変なことだと感じております。本当に自給できる態勢が将来的にできればと思います。
こんにちは (さかみ)
2018-10-02 18:35:53
いつも楽しく読ませてもらってます。

今年はじめてごまを育てたのですが
先日の台風でポキッと折れてしまったものがあります。
たくさん実をつけており、まだサヤが青々としているのですが、食用は可能でしょうか?
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2018-10-03 09:20:27
村田さんへ

無事でよかったですね。
そうですね。年々我々は老いていき、「年の功」で、楽して楽しくやっていきたいですね。

近所では、70~80代が、現役で田畑をやっておられます。年をとっても続けていける方法や無理のないやり方に切り替えるのも若い内がいいですね。

お互いに、成長できるといいですね。是非来年も菜園スクールやっておりますので、お越しください。

なお、来年の稲作コースは、不耕起区と耕起区を隣り合わせで行うハイブリット型です。面白いですよ。
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2018-10-03 09:24:31
さかみさんへ

そうですか、ゴマは種なので、中身が入るまで食べられません。詳細はわかりませんが、

ゴマの樹は、強いもので、樹に付けたまま束ねてゆっくり風通しのよいところで乾かすと、最後にはサヤがはじけてタネになります。

鹿児島など産地では、葉が落ちたら、10数本束ねて石垣などに立てかけて、乾かして、それから脱穀しております。

束ねることで、ゆっくり乾燥し、樹の養分で、種ができるのでしょうに。

折れていないところはそのままに、
完全に折れてしまったものは束ねてゆっくり乾燥させてみてください。
大蒜の成長度合いの確認 (石黒匠)
2018-10-06 05:30:11
いつも勉強させてもらっています。
ご活躍に励まされ、此方も頑張れております。
<(_ _)>

ニンニクの件ですが、いつもの、自然菜園の中の久保田さんの、投稿で写真付きのコメントをさせて貰い、9/17日以降からニンニクを植え始めて最中です。

お聞きしたいのは、昨日10/5現在で、これだけ成長していますが、やはりこの大きさでは早すぎると思われますか?
例えば、このままどんどん成長して本葉、6枚、7枚に育ったあと、冬場を迎えてしまうと、球根の大きさにも影響が出るものなのでしょうか?


ご意見のほど、宜しくお願い致します。!
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2018-10-07 06:39:51
石黒匠さんへ

そうでしたか。「これだけ成長していますが、やはりこの大きさでは早すぎると思われますか?」とはどれくらいの大きさでしょうか?

越冬するホワイト系6片ニンニクの場合、葉が3~4枚程度が一番寒さに強く、あまり大きくなりすぎると、霜で枯れたり、越冬できない場合があります。
ニンニクの続き (石黒 匠)
2018-10-07 07:46:27
この葉は、もしかすると本葉ではないのでしょうか?

現在の大きさ(葉の高さ)15㎝を超えて来ているものも中にはありますが、私が想像していたのは、降雪前に10㎝ほどの大きさがベストだと思っていました。

此方でも、ニンニク栽培をされている方が居られる筈なので、了解を得て、実地検分させて貰う事が一番だと、思えて来ました。


ありがとうございます。

コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2018-10-08 06:44:33
石黒 匠さんへ

そうですね。
「この葉」など、写真が見れれば一番いいので、もし、ニンニクの写真が写ったwebアドレスがあれば、それもコピペーストしていただくと、私もこのコメントを観た方も共有できていいなーと思いました。

ニンニクは、越冬させる場合、適切な大きさになるように逆算して、あまり早くに植えないで、霜が降りる2~3週間前位など調節して植えるといいですね。

同じ地方で、ニンニクを毎年やっておられる方は参考になるので、是非、参考にしてみてください。

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