無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

お米の苗代

2017-04-22 19:05:39 | 日々の自然菜園
本日、ときどき


今日は、自然菜園スクール「自然稲作・発酵コース」の開催日でした。

自然稲作といってもこうすればよいというものではなく、
無農薬で稲を育てるには、稲のことをもっとよく知って、稲の気持ちになれるようになり、
しかもどうしたら稲が自然に育ってくれるのかの色々な技術も同時に習得しながら、自分の田んぼでベストの方法を見つけられるように、幅広く学ぶスクールです。





田んぼの片隅には、苗を育てる苗代スペースを設けております。


このワラで覆っている部分がその苗代(苗間)スペースです。


ワラの下は、しっとりとした感じです。

去年の稲刈り後、稲ワラを1年発酵熟成させた自然堆肥(稲用)を補い、クン炭(もみ殻の炭)と米ぬかといった稲作で手に入るもので稲の苗を育てるスペースを補って耕しておき、
10月~4月まで、ワラで覆い半年以上養生しておきます。




苗代以外のスペースは、今年2回目の春起こし。

事前に発酵させた米ぬかボカシと生の米ぬかを混ぜたもの「半生ボカシ」を、苗代以外に薄く撒き、管理機で今度は平らになるように耕して田植えの入水までに1カ月前に行っておきます。




苗代には、半生ボカシを撒かずにおき、田が耕して、水が張れるように友人たちと共同で畦シートで覆います。

畦シートは、ランナーで伸びるたちの悪い草「キシュウスズメノヒエ」や、イネミズゾウムシも侵入できなくなるので、苗まではあえて不自然な畦シートを使用して、水漏れを防ぎます。






苗代のみ水を張り、


管理機で代かきの要領で、トロトロになるまで代かきを行います。

水平であることが第一なので、トロトロになった後、エブリ(大きなとんぼ)で平らにならし、完成です。

田んぼに水が入ると、間もなくカエルたちが卵を産みに来ることでしょう。

ハウスの中で発芽して2枚まで育った苗をこの苗代に並べて、田植えまで育てます。

いよいよ田んぼが始まります。


次回は、自然菜園スクール「自然稲作・発酵コース」の様子をブログでアップします。



2017年の自然菜園スクールホームページ
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。

自然菜園スクールも10年目。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。

菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~

「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」「自然菜園見学コース」「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。




2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に、城山公民館 18:30~21:25

4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~

新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

5/3(水)―  夏野菜で土づくり、夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、
春野菜の間引き、収穫
6/7(水)―  初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種   
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)

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6 コメント

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30日の見学コースの件 (石黒匠)
2017-04-24 06:03:38
おはようございます!
いつもお世話になっております。

携帯電話での、昼食の有無や集合場所の詳細など、を返信できないようです。

ガラ携帯なので、容量が大きすぎて開けないのが原因だと思いますが...

日にちが迫って来たことだし、この場を借りて返信させて頂きます。

 1、当日の昼食の手配お願いします。
   大人一人分です。

 2、集合場所まで、自家用車のナビで向かいますの    で、
   4/30日の見学コース会場の住所、番地を教えて    下さい。

   開始、時間は9時ですね!?

 以上、宜しくお願いします。
半生ぼかし散布 (松尾吉高)
2017-04-24 08:41:11
入水前1か月の半生ぼかしの散布は稲わら腐植化の最後の仕上げのためですか?時間がないので米糠だけでもOKでしょうか?反当りの量とあわせ教えてください。昨年学んだと思いますが、すみません。
コメント欄でのやり取りは困ります。 (竹内 孝功)
2017-04-24 08:47:28
石黒匠さま

お世話様です。
このブログのコメント欄は、菜園スクールに関してのお問い合わせを行っておりません。

お手数ですが、ホームページもしくは、事務局のGメールアドレスまで、同じ内容でお寄せ下さい。

集合場所もグループメールに書いてございます。よく読んで、集合場所の9:25セブンイレブンにお越しください。
判りました。 (石黒匠)
2017-04-24 20:09:24
お手数お掛け致しました。

<(_ _)>
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-04-27 08:36:54
石黒匠さんへ

そうですね。

次回からは、こちらでコメントできるように、出欠席サイトから出欠席をよろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-04-27 08:50:57
松尾吉高さんへ

そうですね。
通常ワラの分解には、2~3年かかります。

田植えまでに、50%位以上分解が進んでいると、ガスが湧いたりせず、コナギの発生しにくくなるのはスクールでの復習です。

秋起こしに加えて、春起こしも特に寒冷地は重要だと思っております。

少しでも田植えまでにワラの分解を進めることができるようにしたいので、今回半生ボカシをごく少量播いて浅く耕しました。

ここが微妙なところですが、米ぬかだけだと、地温が低かったりすると分解せず、また、湿田も酸素不足で分解しないので、かえって田植え後に分解が急激に始まる可能性があるので、

春起こしの米ぬかは、田植えまでに1カ月以上あり充分に分解が進み、田植えまでに分解が穏やかになっている場合のみがいいと思います。

春起こしで、無暗に生の米ぬかを大量に播いたりすると、田植え後にガスが湧いたり、稲の根を焼いたり、失敗する原因にもなるので「両刃の剣」だと思っておください。

ちなみに、4アールの畑で、半生ボカシを15kg位だったので、かなり薄く撒くことを意識しないと田んぼ全面に播く前に足りなくなってしまうと思います。

播くコツとしては、
1)風上から風を利用しながら均一にまく
2)去年倒れた場所などは、加減する

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