ドミノのコマのような、縦長のキャンバスの上と下に2つのモチーフが配置された作品が大半を占めていました。男性、数学や物理のような図、女性、ネコ、記号やマーク。背景の情報もなにもない空間に、ポッと置かれた2つには、パッと見たところ、明らかな意味合いや必然性といったものは一切感じられません。けれども、2つが選ばれたペアとなって上下に並べられると、どうなるか。見る側としてはそこに、たとえば、何らかの対比や、共通項や、バランスや、相反や、といったなにかしらの関係性やストーリーを探ろうとしたり見つけ出そうとしたり生み出そうとするものではないでしょうか。2つということを意識してついついキョロキョロしたり凝視してしまう。そんな想像の膨らむ楽しい時間を与えてくれる作品たちのように思いました。(それが伝わる作品の写真が掲載できないのがとても残念!)(山本理絵)
ドミノのコマのような、縦長のキャンバスの上と下に2つのモチーフが配置された作品が大半を占めていました。男性、数学や物理のような図、女性、ネコ、記号やマーク。背景の情報もなにもない空間に、ポッと置かれた2つには、パッと見たところ、明らかな意味合いや必然性といったものは一切感じられません。けれども、2つが選ばれたペアとなって上下に並べられると、どうなるか。見る側としてはそこに、たとえば、何らかの対比や、共通項や、バランスや、相反や、といったなにかしらの関係性やストーリーを探ろうとしたり見つけ出そうとしたり生み出そうとするものではないでしょうか。2つということを意識してついついキョロキョロしたり凝視してしまう。そんな想像の膨らむ楽しい時間を与えてくれる作品たちのように思いました。(それが伝わる作品の写真が掲載できないのがとても残念!)(山本理絵)